「2017年藁を掴む7! 大隣 憲司(ソフトバンク)投手」
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大隣 憲司(33歳・11年ソフトバンク希望枠)投手
近畿大時代は、江夏豊の再来ではないかと言われるぐらい騒がれたドラフトの目玉投手。有り余る才能がありながらも、二桁勝利したのは08年の11勝と12年の12勝だけ。難病を克服し復活するも、今度は肘痛などで能力を発揮できない日々が続いた。特にここ2年は、1軍で僅か1試合ずつの登板に留まり、ついに戦力外通告に。
今年は二軍でも、
22試合 6勝4敗 防御率 5.20 。先日のトライアウトでは、MAX141キロを記録するも、全盛期と比べるのは厳しいボールだった。
もう少し二軍での成績を詳しくみると、98回2/3イニングで登板回数を遥かに超える113安打を打たれる。四死球は32個で、四死球率は 30.7% と基準であるイニングの1/3以下に留めた。奪三振は1イニングあたり0.87個と、先発であれば基準を上回っており悪くはない。昔に比べると、コントロールが良くなり、ピッチングも上手くなった感じはある。しかしいかんせん、ボールの威力が落ちたことが、この被安打の多さに繋がっているのだろう。
まとまりがある左腕ということで、中継ぎとしてどうだろうか?という感じ。ビッグネームだけに、再雇用の可能性は残すのだろう。

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