「2020年 藁を掴む3 松田 遼馬(26歳・ソフトバンク)投手」
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松田 遼馬(26歳・12年阪神5位)投手 (波佐見出身)
蔵の入団前評価:☆☆☆ (上位指名級)
波佐見高校時代から馬力のある投球が魅力で、3年春の選抜で活躍。しかし3年夏は緒戦で破れてしまい、恐らく最終チェックができないで終わった球団も多く、5位まで残ったのではないかのだろうか。高校時代のイメージどおり(氏名をクリックすると当時の寸評が読めます)、その後もリリーフで活躍。ソフトバンク移籍2年目の19年に度は、一軍で51試合で 防 3.81 と自己キャリアハイの登板数で貢献しました。
しかし今年は、一軍での登板はなし。しかし二軍では、
36試合に登板し、3勝0敗3S 防御率 2.25 と好成績をあげていました。今年のソフトバンク一軍のリリーフ陣は、防御率2点台級じゃないと、なかなかチャンスがもらえないほど充実。そういった意味では、一軍で3点台後半レベルの彼だと、厳しいと判断されていたのかもしれません。
もう少しニ軍での成績を詳しくみてみると、40イニングで被安打は31本。被安打率は、78.0%と一軍定着レベルの70%台に到達しています。四死球は12個であり、四死球率は30%であり、投球回数の1/3以下と基準レベル以上。奪三振は41個と、投球回数を上回っています。そして防御率は、2.25 ですから、充分に一軍の戦力として定着していても不思議ではありません。しかし成績を将来もっとあげられそうな若手に経験を積ませたり、もっと信頼できる投手が一軍にいたということでしょう。
ここから言えるのは、この選手に関しては他球団でなら一軍の戦力になって不思議ではないということ。リリーフ陣を充実させたいという球団であれば、獲るだけの価値がある選手ではないかと思います。一軍実績もある程度ありますし、まだ26歳という年齢を考えれば、NPBでの再就職は充分期待できる選手ではないのでしょうか。

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