今日は、久々にベイスターズのプロアマ交流戦を観戦。久日に見たベイからは、少しだけ目新しいものが観られました。ということで、簡単にベイスターズのレポートを。
42 D・ビロウ(29歳)左腕
シーズン途中から加入した助っ人ですが、なかなか調子が上がらず一軍昇格が遅れていた選手。シーズンも終盤になってようやく昇格するも、雨でことごとく登板が流れます。そんななかでの、まかさの先発でした。
190センチの上背から、角度のあるボールを低めに集めるのが持ち味。球速は140キロ前後と驚くほどのものはないのですが、コントロールは悪くなく四球で自滅する不安定さはありません。変化球は、スライダー以外に、チェンジアップだかツーシーム、カットボール・スプリットあたりもあるのですかね? とにかく外人らしく手元での小さな変化が主体です。
特に相手を仕留めるほどの球はないのですが、何気なくイニングを食ってくれそうなまとまりはあり、初対決ならば意外にゲームメイクはしてくれるのではないかという期待は抱きます。しかし来年残すほどの何か魅力があるのか?といわれれば、現状何が売りかはわかりません。とりあえず一軍で数試合投げさせて、その内容で去就を決めれば良いと思います。あくまでもモスコーソやエレラの刺激剤にしかならないと思いますが・・・。まぁ左腕で、まとめられるという付加価値はあります。ちなみにイースタンでは、
7試合 1勝1敗 防 3.41 という平凡な内容。クィックは、1.0秒台投げ込めており、その辺の問題はさそうでした。
64 百瀬 大騎(18歳)遊撃手
松本第一から入った高卒ルーキーで、元々遊撃守備と走力には定評がありました。しかプロ相手だと、スイングの弱さ・非力さが心配されてました。シーズン当初はそんな感じだったのですが、今日は進藤(JR東日本)投手の140キロ台中盤の速球にも力負けすることなくセンター前にはじき返します。この辺も、この半年間の成長を感じます。ひ弱さは、入団直後に比べれば改善されつつあります。
自慢の足を使ってセーフティを試みるなど、自分の色は充分理解できています。ここまでイースタンでは、
66試合 0本 3打点 3盗塁 打率.155厘 とやはりプロ相手では苦戦していますが、数字ほど悲観する内容ではないように思います。むしろ気になったのは、盗塁がまだ3個しかないこと。今日も盗塁を試みるも失敗するなど、そういったセンス・技術に欠けている点が気になります。まぁそれでも将来的にも、遊撃手として期待できる選手だけに、じっくり打力・走力のレベルアップを期待したいですね。半年での成長は、感じさせてくれました。
44 渡邉 雄貴(22歳)右翼手
元々内野手だったのですが、今シーズンから外野にチャンレンジ。最近は、外野での出場が目立ちます。今日もライトからの返球で捕殺したり、難しいあたりを捕ったりと、思ったよりも外野手としてはまともなのかな?という感じでは見ていました。まだ打球の判断など甘い部分もあるのですが、内野よりも身体能力の高さが活かせているように思います。
打撃では、イースタンで
83試合 0本 16打点 8盗塁 打率.209厘 。昨年は、ようやく.266厘まで打てるようになって、ファームでも対応できるようになってきたと思ったのですが、今年は成績が伸び悩んでいます。オフの解雇候補かなと思って見ていましたが、今日の内容ならもう一年ぐらいは様子をみても良いのではとは思います。しかし今日もノーヒットで、脆さは相変わらず。残しても良いとは思いますが、育成に落として危機感を煽った方が良いのではないのでしょうか。
怪我をしてしまった
飯塚 悟史(19歳)右腕は、今日はボールボーイに。しかし日本文理時代同様に、ボールボーイでも真面目に取り組むなど、やはり意識の高い選手だと感じました。

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