2007/2/18

4 櫓受け 婆羅おさむ  

櫓受け

むかし、棹櫓の時代は櫓は縄でとめていた。今でもインド・パキスタンの櫓はこのやり方。入れ子と
ログイ方式は中国、朝鮮半島、日本で用いられている。入れ子・ログイ方式がいつ頃、どこで考案
されたかはよくわからない。豊臣秀吉の朝鮮侵略の頃には使われていたのではないかと思う。

どうして棹櫓が継櫓になったのか?使っていた棹櫓が折れたので、つないだのか。
長い櫓材がなかったので継いだのか。わからない。

入れ子・櫓グイ方式はそれまでの縄受け方式と違い櫓腕をへの字に下に曲げなければならない。
そうしないと櫓のかえしがしにくい。継ぎ櫓は艪腕をへの字に曲げるには都合がよい。
入れ子櫓グイ式継ぎ櫓は、縄櫓受け方式棹櫓よりも優れているのだろうか?現代まで継ぎ櫓が
使われている。
しかし、入れ子櫓グイ方式は櫓が外れやすくて不便だという人も多くいる。初心者には外れない
櫓受けのほうがいいと思う。櫓受けが外れなければ、舟の行き足を止めるブレーキや
後進もその場旋回もできる。
それで、引っ掛け金具式、揺動ベアリング式、三島式などいろいろな櫓受けが
考案されているが、なぜか全国的には普及しない。

櫓受けの方式によっては櫓腕は曲げなくても漕げる。
曲げなくてもよいのなら、3〜4mの短い櫓なら継がなくても一本物でもよい。















図1 揺動ベアリング                      図3 婆羅式引っ掛け金具櫓受け
昭和23年に淡路島で実験。葉山の海で           13φの穴をあけた金具にシャフトを
昭和天皇の御座船に採用された。              差し込むだけ、構造簡単、製作も簡単。
  ブレーキ、後進、その場旋回など自在。

















図2 三島式櫓受け                         図4  婆羅式吊り下げ櫓受け
愛媛県三島の水軍レースで使われている櫓受け。      上の引っ掛け櫓受けをひっくり返して
本当の名称は不明。ステンレス製櫓グイの先端は       櫓をぶら下げて漕ぐ。これだと櫓は 
球状。自由に回転する溝を切ったステンレスパイプに     曲がっていなくても櫓はうまく返る。
櫓グイを嵌め込む。上下横自在に動く。後進も可能。
この三島式櫓受けが一番優れている。
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