呉の大和ミュージアムのすぐそばの桟橋から、フェリーに乗ると20分くらいで江田島という島に着きます。
車で走って音戸大橋を渡っても行く事が出来ます。
そこに海上自衛隊第1術科学校が有ります。
海上自衛隊の幹部候補生を教育する施設です。
↓第1術科学校HP
http://www.dii.jda.go.jp/msdf/onemss/index.htm
その教育参考館という所に特攻隊員達の遺書が展示されています。
特殊潜航艇“回天”という爆弾を艦頭に積んだ一人乗りの潜水艦で、母艦から敵艦に到達するだけの燃料を積載して突っ込んでいく、帰り道のない行動です。
二十歳前の若者が、特攻前夜に親に宛てて書き綴った遺書が、涙にぬれた紙面でインクがにじんでいます。
どのような心境で書き綴られていたのか・・・私が憶測でここに書いてはいけないでしょうね。
私も二十歳前後の時にその数々の文面を拝見しましたが、同年代とは思えないしっかりした考えを持ち行動していた事が、書面の文字に読み取れます。
当時自分の幼さを恥ずかしく思い、ムチ打たれたような記憶があります。
しかしいま、その特攻行動を肯定しているのではありません。
二度とこのような事になってはいけない!
その為には、近くに来られたらぜひこの施設に寄られて、この特攻隊員の遺書を出来るだけ数多くの人に読んでもらいたい。
知識として知っているのではなく、視覚的に見てもらいたい!
<<< 書いた本人達の気持ちを、一人一人が自分自身で考えて欲しい!!!>>>
それが、展示されている書の意味だと思います。
世界平和に対する広島の役目は“永久に続きます!”

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