昨日の土曜日、讃岐の金刀比羅宮に上がって来ました。
昨日と言っても、今日に日が変わる寸前の夜中11時・・・
↓金刀比羅宮ホームページ
http://www.konpira.or.jp/
上がり道は正面の表参道では無く、横の林道から・・・
表参道からの階段は、常時参拝客の為に照明が設置されており、どんなに夜遅く行っても何の不自由も無く本宮まで上がる事が出来る。
しかし林道は自然の山道で、夜も更けてくるとほんとに真っ暗だ! 足元の道が何処まで横幅があるか全く見えない。
以前、明るい時に上から降りてきた勘を頼りに昇っていったら、何とか7分目くらいの正面階段路に到達する事が出来た。
そこから785段までの本宮を目指しての正念場だ!
何回上がっても、最上部本宮前の直進階段が一番つらい・・・
目の前に本宮が見えているのに、一向に本宮が近づいてくれない。
しかし、気を抜いたらますますつらくなるので、ここは一気の勝負で駆け上がる。
誰も見てないのに、こんなに変態みたいな事をしなくてもいいのになぁと自分でも思う しかもこの時間に・・・ ((笑い
さてそういう風にして、本宮まで上がれば当然のこと、息が切れて立ってられない。
本宮前の階段に座り込んでゼイゼイ息を吐きながら休んでいると、大丈夫ですかと警備の見回りの人がちょうど通りかかり声を掛けてくれた。
少し話を交わしているうちに『私が、ちょうど三年くらい前に本宮の斜め前の社務所を、工事途中で拝見させていだきましてね』
『懐かしくてこんな夜中に上がってきました』
と話をしていると、急に警備員の方が丁寧になって、それから本宮から奥の間から社務所まで懐中電灯で照らしながら、建物の改修の模様から色々と事細かく説明していただきました。
きっとその警備員の方は、私が来賓か何かで招かれた人だと勘違いしたんでしょうね ((笑い
いや〜 しかし一般参拝では判らない、色んな事を教えてもらいました。
本宮の奥には奥書院というものがあって、普段は禰宜(ネギ)、権禰宜(ゴンネギ)さんの二人しか入れない間であり、2004年の9月から年の暮れまで125年ぶりに開放されて一般参拝が許されたそうですね。
今度の開放は125年後だとすると、今生きてる人は見る事が出来ないですね・・・残念無念
一昨年125年ぶりに一般公開された奥書院
伊藤若沖 『花丸図』 岸 岱『群蝶図』等名高い壁画が秘蔵されている
表書院の 丸山応挙の作品は常時拝観する事が出来る

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