最近ちょっと忙しくしていて、はっと我に返ると周囲の自然がすっかり変わっているのに気が付きました。
八十八日間手を掛けた稲の収穫が始まりました。
“八十八”という意味は判りますね!
最初の八をひっくり返して三つの字を組み合わせると“米”という字が出来上がります。
このように苗を植えて、八十八日間毎日手をかけ続けないといいお米は出来ません。
放っておけば米が出来るというものでは有りません。
お米を作られる方に感謝しなければなりませんね。
周囲には稲狩り時期の風景として、彼岸花が咲いています。
まだここは小さく固まってしか咲いていませんが、田んぼの土手一面に咲くと大変風趣のあるものです。
しかし一方では、もう咲ききって枯れそうになっている場所もあれば、上の写真は日当たりが悪いせいかまだ全てつぼみ状態です。
周囲は紫ツユクサに囲まれて何ともいい光景です。
この彼岸花が開いた頃、またゆっくり鑑賞したいところですが、さてどうなることやら・・・
ところで、彼岸花は茎を折ると白い液体が流れでて、皮膚の弱い人はかぶれることが有ります。
昔私が小さい頃は、年寄りから『彼岸花を折って持って帰ると、家が火事になるから持って帰るな』と教わりました。
もちろん、ほんとに家が火事になるのではなく、子供が知らずに花が綺麗だからと思って折って持って帰ると、手がかぶれたりするのを防ぐために・・子供を守るためにそういう言い方をして素手で花を折らさない様にした訳です。
まだまだ、感心する年寄りの知恵はいろいろありますが、そういう知恵は出来るだけ後世に伝えていきたいですね。
その為には、もっと積極的に老人と接触して知識を吸収する必要があると思います。

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