27〜8歳ぐらいだろうか?
仕事帰りにしては、アーガイルのカーディガンにスニーカーという軽装だった。眼鏡を掛け、ロングヘアーの女性だった。
眼鏡越しの目は、真っ赤に見開き、ボクを凝視していた・・・。
玄関はセンサーライトがついていて顔がハッキリとわかる。
その女性は、目を真っ赤にしてこう言った。
「今、車運転してましたよね?」
「あ〜やっぱり・・・今すれ違いましたよね〜」
「すぐに戻ったようですけど・・・どこに行ったんですか・・・?」
ハァ?
ナンダこの女?
車こすったとでも言うのか?どこ行った・・て・・・。
風呂、酒の直前なのである。
キレタ!
「アンタさ、いきなりヒトンチ来て何言ってんの?ナンカしたのかオレが!」
「私の後を・・・着けて来たんでしょ・・・」
ハァ?!
「あんたさ、頭ダイジョブか?・・・一応言ってやるけど、バッテリー補充のために乗ってるんだよ!あとつけるって、すれ違ってんだろ〜ヴォケェ!」
「あんな時間で充電できるんですか?」
「性能いい車なんだよ!テメ〜のと違ってよ!簡単なんだよ!何が目的だテメ〜!
下に降りろよ!ゴルァ!」
家は二階なのである。階段から蹴り落とそうと思ったよ!その時その女は急に泣き出したのだった・・・。
その女は、下に降りた。
ロクロ場のプレハブの蛍光灯を点け、入れてやった。
さっきまでの仕事中の暖房の熱が残っていた。
「なんだつうんだよ、一体!」
「あの、あの・・・私のことを殴りたいと思ってるでしょ・・・」
(いっちゃってるのか・・・この女・・・)
その女は泣きながら話し始めた。(一応カミさんもいますからね〜誤解されると何だから・・・)
続く・・・
小出しが始ったぁ〜!
ほら・・・風呂に酒!いまだに踏襲している陶ちゃん(違うけど)デスカラァ〜♪

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