コンプレッサー。
釉薬を吹き付けるものだ。
磁器などの場合、これで均一に掛ける仕事をする。
陶ちゃん(違うけど)の場合は、釉薬の変化をつけるために使用する。
命綱と言ってもいい・・・。
釉薬は細粒であるから、このタンクも穴が空いている・・・。
が、今の形が出来上がるまでに、良く使いこなせなかった。
どうもイイカンジで吹き付けられないのである。
バケツに固まった釉薬をかき混ぜる、ドリルにスクリューのようなものをつけたものがある。
そのスクリューはステンレス製だった。
ある日、アンマリがりがりやりすぎて、バケツに穴が空いた。
そして、そのプラスティックの屑が
このノズルに入って目詰まりを起こした。
噴霧上の釉薬は、大小様々な霧となって、器に掛かった。
それは微妙な変化だった。
そのうちにノズルは完全に詰まってしまったが、それを取り除きながら、心の中でガッツポーズをしていた。
コレだ!
炭化焼成の今の調子の完成である。
怪我の功名とは良く言ったものだ。
何故なら、それと引き換えに、バケツから釉薬がこぼれ出し、あたり一面釉薬の海となっていたのだから・・・。
が、それで失ったものは、偶然得た技法に比べたらなんでもないことだ。
釉薬は、また作ればいいのだから・・・。
その技法によって今のボクがあるのだから・・・。
15時半ごろ余震がありました。
ちょっとビックリ〜
本日はご心配頂きありがとうございました。

0