無事(?)試験を終え
大阪マラソンが終り日常が戻った街へ
ようやく電源を入れた携帯にはメールが
「解放されたら
タクシーで
なんばまできてください
御堂筋の新歌舞伎座跡地まえで待ってます」
と師匠から指令が入っている。
タクシーに飛び乗り
師匠と前回お会いしたのは・・・と考えてみると
そうそう!雷魚である。
スネークヘッドを釣る為に
ジャンキー内藤兄と羽山さんと師匠は愛知に来たのである。
2003年と
2004年だ
早いもので既に8年も経っている事になる。
いや?一度、滋賀のD湖で浮き輪やS沼でギル釣りをしているぞ!
師匠は本湖まで流れて行ってチンドンバグで釣っていたぞ!
それにしても・・ワクワクが止まらない。
まったく持ってご無沙汰していると言うのに
快く「待ってる」と言って頂けた師匠に感謝、ただ感謝。
待ち合わせ場所に到着すると
穏やかな笑顔で「久し振り!ほな行こ」と
挨拶もソコソコに
難波の中心街から離れるよう歩きだす。
「日曜だから人が少ないよ」と先ず1軒目
豚足を貪りビールを飲む。
煙草を止められた師匠は
「ヤスさん、この店の灰皿は床だから」とさらっと言う
見ると確かに床が煙草だらけだ。
師匠の話は何年もの時間を一気に飛び越え
10秒と間を置かず続いていく
豚足を食べる手を休め聞き入り笑い転げていると
「ヤスさん、食べてへんよ!」と言われる。
話に夢中で豚足の油が固まり始めている。
慌てて食べ始めると、また笑いが・・

ハツとハラミ

ココロ

生セン
このお店は師匠曰く
「豚足のみで飲んでる客」や
「豚足のタレで飲んでる客」が居ると言う
確かに後から来た1人客は
豚足のタレに真っ赤になるほど七味を入れ
タレの中に入っているネギを食べながら飲んでいる。
それぞれのやり方で強烈な個性を放っている。
喧騒の中に店の世界観と各々のルールが入り乱れ
凄まじいパワーがこの店にはある。
しかし師匠はさらりと「次行こか。」
僕の帰りの列車の時刻を計算の上で案内してくれているのだ。
慌ててココロや生センを頬張り師匠に続き
僕は早くも難波を後にした。


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