エイベックスの利用できる物はなんでも利用する癖がまたいかんなく発揮されるようだ。
原因を追及することはしないが、近年、日本のミュージックシーンは衰退の一途を辿っている。
エイベックスもそれに気付いてはいるらしく、様々な方面に業務の手を延ばし始めている。
トリノ冬季五輪で4位入賞を果たした村主選手への支援など、スポーツ分野にも手を出し始めているのがそれである。ドワンゴとの契約も、デジタル方面の強化という意味合いがあると言う意見が多い。
そう言った動きの中、音楽方面でも動きを見せた。
スタジオジブリのアニメ映画のヒット作、「ハウルの動く城」のテーマ曲だ。
とは言え、もう既に公開された映画の、そのテーマ曲を手がけていたという話ではない。
その、既存のテーマ曲に詞をつけて歌わせ、エイベックスから発売することになったというニュースがあったのだ。
先日、トリノ五輪の選手達が用いる曲を集めたベストアルバムを発売するというニュースを伝えたが、それに通じる物がある。
何かを新たに創造するのではなく、既存の物を理由をつけて売り出そうというスタンスなのだろうか。
ニュースによれば、これが収録される媒体は「ベストアルバム」になるらしい。
だが、ベストアルバムの中で『新たに』公開される作品というのは、どこか滑稽な気がするのは俺だけだろうか。
こんな話もある。
昨年末から年始にかけて続いた倖田來未の12週連続シングルリリース。それが終わるや否や、その収録曲を集めた『ベストアルバム』が発売され、ファンからもそのやり口のあざとさに対する批判が相次いだ。
このエイベックスのやり方から、音楽に対する思い、熱意や愛情と言った物は感じられない。
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