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《FROZEN II X NUOVO CINEMA PARADISO - 2》
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《 ニュー・シネマ・パラダイス 日本公開30周年記念特集 ― 特別篇 ― 》
◈ ↑ 動画二段目は「アナ雪2」序盤のシーンで、故・イドゥナ王妃が幼少時のアナとエルサに歌い聞かせる子守唄『オール・イズ・ファウンド 🎵』(英題:All is Found) ・・・意味は《全て見つかる》になります。作詞・作曲:クリステン・アンダーソン=ロペス&ロバート・ロペス 唄:エヴァン・レイチェル・ウッド。
☆
今年はイタリア・フランス合作映画「ニュー・シネマ・パラダイス」('88) が日本で公開されて30周年と記念すべき年でありまして、本頁では三ヶ月半に亘って「ニュー・シネパラ」の特集を組んで来ました。↓
◈ ↑ 動画は2007年11月10日(土)にヴェネツィアのサンマルコ広場で行われたコンサートの模様で、映画で音楽を担当したエンニオ・モリコーネ自身が直々に指揮を執っています。
【 ニュー・シネマ・パラダイス ('88) SP Click 】
実は昨年が本国・イタリアの公開から30周年でしたので、此処としてはミニ・コーナー開始からを含めると長期特集、連載となったのですが。
・・・いよいよソノ,「ニュー・シネパラ」30周年記念日が12月16日(土)と、本日12日(木)から数えて5日後となりました。
本頁ではコラボしている「アナ雪2」情報と併せ、冒頭では30周年記念日までのカウントダウンをしていきます。
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≪2019.12.13 追記≫
『ニュー・シネマ・パラダイス 日本公開30周年記念日』まであと4日。
↓ で『ニュー・シネマ・パラダイス 〜愛のテーマ 🎵』(原題:Nuovo Cinema Paradiso - Love Theme) を唄っているのは、ニュージーランド出身の歌手「ヘイリー・ウェステンラ」(Hayley Westenra) で、ウェステンラさんは何回も来日公演していて、映画音楽をテーマにしたツアーをするなど、映画好きで知られています。
ステージでは「ニュー・シネパラ」の他、名匠「ローランド・ジョフィ」監督が1986年に撮った「ミッション」のテーマや、日本劇場未公開だった「レディ・カリフ」('70) (イタリア原題:La Califfa)(英題:The Lady Caliph) のテーマを好んで唄っている様なので、モリコーネ楽曲のファンという事で間違いないのだろうナ。
映画「レディ・カリフ」は御存知無いという方が多い(?)のだろうから、↓ の動画で紹介しておきます。
↑ 動画左でウェステンラさんが唄っているのは, 「レディ・カリフ」主題曲の歌詞付きカバー。ステージは2014年4月29日(火)英・ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われたモノ。
只、好きな映画としては「ロード・オブ・ザ・リング」三部作('01〜) が一番なんだソウで、“マイ・ベストフィルム” に関してはモリコーネ楽曲付きの映画では無い様です。(「ロード・オブ・ザ・リング」はニュージーランドと米の合作で、監督の「ピーター・ジャクソン」も出身国としては同郷)
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PS:此の続きは準備が出来次第、本記事の追記でUPします。
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≪2019.12.14 追記≫
次はフィギュアスケートの話題。
イタリア・トリノのパラベラ競技場で開催された、国際競技会=『ISU グランプリファイナル 2019』での、アメリカ代表「ブレイディ・テネル」(Bradie Tennell) のフリー演技。↓
此のフリー演技は12月7日(土)のモノなので、丁度一週間前になります。
最初・フィギュアで「ニュー・シネパラ」の楽曲が使われたのは驚いたのだが、音楽に合わせた演技を観ていたら素晴らしくて、思わず中盤〜終盤で感動してしまった。・・・正直な処、序盤ではイメージ的にモリコーネとスポーツは合わないと決め込んでしまっていたのだが。
「ブノワ・リショー」の優雅な振り付けも良かったのだろうか???テネルさんは過去にも映画「ミッション」のテーマを使用していて、此の方もモリコーネ好きなのだろう。
2018年には「ニーノ・ロータ」作曲=「ロミオとジュリエット」のテーマも使用しているので、イタリア人音楽家・方向の楽曲が好みという事なのかも。
↓ は2017年の日本代表・三原舞依の演技。
使用されているのはモリコーネのモウ一つの代表作「ミッション」ですが、此方の演技も素晴らしく良いです。
いよいよ明後日は『ニュー・シネマ・パラダイス 日本公開30周年記念日』。
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PS:此の続きは準備が出来次第、本記事の追記でUPします。
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≪2019.12.15 追記≫
いよいよ明日が30周年記念日となりました。
◈ ↑ 画像サイズを拡大する場合は《コチラ》をクリック.
本日色々忙しくて(^^;)、↑ 動画の解説等は明日の記念日・当日書きに来ます。
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PS:此の続きは準備が出来次第、本記事の追記でUPします。
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≪2019.12.16 追記≫
↑ ≪2019.12.15 追記≫ でUPした演奏は,『アンサンブル交響楽団』(dall'Ensemble Symphony Orchestra) で指揮は「ジャコモ・ルプリーノ」(Giacomo Lorprieno)。朗読は俳優の「マッテオ・タラント」(Matteo Taranto)・・・何れも日本では全くと云ってイイ程知られていないので、ほぼイタリア〜ヨーロッパを中心に公演をしている・・・としてイイのだろう。(*只、映画サントラではハリウッド大作の有名作も手掛けているが)
過去には「アメリカン・ビューティー」('99) や「007/スカイフォール」('12) 等で知られる英の映画監督=「サム・メンデス」もアンサンブル交響楽団の舞台演出をしていますので、モリコーネ楽曲の演奏以外でも、やはり映画に軸足を置いた活動が多いという事なのだが。
動画の演奏を聴いていると、何よりもアレンジの巧さに感銘を受けました。
映画本編でも此れだけ盛り上がっていた処があったかナ?という位に、巧く&自然に『ニュー・シネパラ〜愛のテーマ 🎵』を料理しているので、本家を聴いていなければ、クオリティ的にコッチがオリジナルと誤解しそうな程。
(この続きは本日中にUP予定です)
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イヤイヤ、ついに此の記念日が来ましたが。
此処のサイトとしては此の日の為に、長くは昨年の(「ニュー・シネパラ」を制作した)イタリア・本国での30周年記念から動いて来ていましたので、やはり感慨深いモノがあります。
因みに本頁で使っている「ニュー・シネパラ」ですが、此処で勝手に作った略称なので、他でドウ思われているか???此れも30周年記念で特別仕様で作りましたので、憶えて頂けると(此方としては)嬉しく思います。
コラボしている「アナ雪2」の週末興収もV4を達成&動員は日本国内で500万人を突破しており、盛り上がりの勢いが止まりませんが、やはり劇場で映画を楽しむという方向では「ニュー・シネパラ」30周年と共通した話題なので。
何にしても両方・御目出度く感じています。
今年は日本国内の映画興収・年間全体が過去最高となる見通しに成っている様で、此処での役割も一定の成果・・・例えば昨年も4D]に特化した成績だったが,「ジュラシック・ワールド/炎の王国」('18) が日本新記録を作っていますので、こうして色々な形で “劇場で映画を観る” という楽しみが、皆にドンドン広がって行けば・・・と期待しています。
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↓ 動画は祝賀の花火という事で、モリコーネが音楽を担当したマカロニ・ウエスタンの傑作で,「セルジオ・レオーネ」監督が1968年に撮った映画「ウエスタン」(原題:C'era una volta il West) (英題:Once Upon a Time in the West) からのテーマ曲をバックに、派手派手な祝砲を。
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PS:此の続きは準備が出来次第、本記事の追記でUPします。
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≪2019.12.17 追記≫
ココで一旦『30周年』話は中断して、クリスマスも近づいて来ましたので、急遽「アナ雪2」仕様で日本のミュージカル舞台の話題を。
現在「市村正親」主演の舞台が、東京の日生劇場で公演されていますが(今月25日(水)まで)、そのタイトルはというとミュージカル『スクルージ〜クリスマス・キャロル〜』!。↓
《キャスト》
エベネザー・スクルージ:市村正親/ボブ・クラチット:武田真治/ハリー&若き日のスクルージ:田代万里生/イザベル (若き日のスクルージの恋人) &ヘレン (ハリーの妻):実咲凜音/トム・ジェンキンス:畠中 洋/ジェイコブ・マーレイ:安崎 求/クラチット夫人&過去のクリスマスの精霊:愛原実花/フェジウィッグ夫人:今 陽子/現在のクリスマスの精霊:今井清隆 etc
当日券ならまだ手に入る様なので、もし御興味のある方がいたら日生劇場に問い合わせて下さい。
(この続きは本日中にUP予定です)
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今年はクリスマス用に一本・映画を紹介しようと考えていたのだが、色々頭の中で作品を探していたら、気付くと今日17日(火)になってしまっていた!(^^;)。(本当はモウ少し前に書く予定でしたが・・・)
色々候補があった中で、現在 ↑ で触れたミュージカル舞台が市村さん主演で公演中なので、其れに併せ「泥棒貴族」('66) や「ポセイドン・アドベンチャー」('72),「オデッサ・ファイル」('74) etc ... で知られる「ロナルド・ニーム」監督が1970年に撮ったミュージカル・ファンタジー映画の傑作=「クリスマス・キャロル」(原題:Scrooge) を今回・推しておこうかと。
原作は云わずと知れたイギリスの文豪「チャールズ・ディケンズ」著の小説で、此れまでに何度も映画化されており、ディズニーでも此れまでに三度・アニメ映画化されている程に人気のある題材です。
ウチとしては其の数ある『スクルージ物』の中でも “ニーム版” を推薦したいのですが、此れが現在・日本では殆ど知られていない・・・ハッキリ云って《忘れられたVer.》の様で、数年前は誰に訊いても知らない方ばかりだった。
まぁ、拙者は子供の頃に此の “ニーム版” をTVで観る事が出来まして、其の後に他の映画化作品も観たのですが、本作はイギリス・本国で制作されているだけあって、一番原作に忠実&19世紀半ばの英国・下町の雰囲気がよく出ており、又、一番面白いのがニーム版だというのを確信していまして。↓
だから!・・・〜という訳でも無いのですが、2017年に発表した第9回・ウェブアワードでは準グランプリを受賞しています。↓
《Page》 参照1⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/frontier/movie-award2017.htm#9 】
主演のスクルージ役を演じた「アルバート・フィニー」がどの映画版・スクルージよりイイ味を出していますし、助演ではスクルージの元・共同経営者の亡霊=マーレイ役に「アレック・ギネス」が出ていて、名優・ギネスというと、SWシリーズで「オビ=ワン・ケノービ」を演じる7年前に、此の亡霊・マーレイというファンタジックな役を演じていたという事もあって、映画史やSF・ファンタジー映画界では重要な意味合いも含んでいます。
物語の内容は掛け値なしで非常に面白いですし、其れに+して実写のファンタジーでミュージカルの名画と云うと、歴代でも中々・此れ以上の作品はあまり無いかと・・・
本作で脚本(脚色)と音楽(作詞・作曲)を兼任したのは「ドリトル先生不思議な旅」('67) の脚本や,「007/ゴールドフィンガー」('64) のテーマ曲を手掛けた「レスリー・ブリッカス」(Leslie Bricusse)。
『The Beautiful Day ♪』や『I Like Life 🎵』,『Thank You Very Much ♪』等々、クリスマス・シーズンにはピッタリの大名曲が全篇に流れますので。
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ミュージカル舞台の方は本作 “ニーム版” が原型なので、もし25日までに舞台版が観たくても(都合がつかず)劇場に足を運ぶ事が出来なかったなら、此のミュージカル映画版と(楽曲等に関しては)ほぼ展開は同様になっていますので、此方を手に入れて観てしまえば???という事もあるのですが。
日本語仕様のソフトはもしかしたら、探さないとナカナカ〜見つからないかも知れませんが、もし見つけられたならクリスマスまでに(宜しければ)観るのもイイんじゃないかと。
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PS:此の続きは準備が出来次第、本記事の追記でUPします。
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≪2019.12.18 追記≫
同時進行している ↓『参照2』頁内 ≪2019.12.18 追記≫ で『クリスマス映画』についての考察を若干書いたので、宜しければ・・・
《Page》 参照2⇒ 【
https://gold.ap.teacup.com/frontier/333.html 】
『参照2』頁は “特撮映画テーマ” で遣っているので、基本的に男の子向けに特化した特集なのですが、明日19日(木)にも ↑『参照2』に少し書く予定です。
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PS:此の続きは準備が出来次第、本記事の追記でUPします。
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≪2019.12.19 追記≫
↑ ≪2019.12.18 追記≫ で書いた通り本日『参照2』に追記したのですが、内容は名匠「ジョン・マクティアナン」監督の「ダイ・ハード」('88) と,「レニー・ハーリン」監督の「ダイ・ハード2」('90) 〜と、一見・特撮映画とは思えないアクション物だったのですが、少し読んでいって貰えれば『ああぁ、そういう事かい』と納得して頂ける(?)と思うので(− −)。
そろそろ、クリスマスのカウントダウンも?という時期になって来ましたが、此方は此方で『ニュー・シネパラ 30周年』と「アナ雪2」の方向でドンドン進んで行きます。
以前から ↓ で貼り付けていた動画は映画「ウエスタン」からの楽曲『Man With a Harmonica 🎵』『Cheyenne 🎵』『Main Titles ♪』ですが、指揮しているのは『参照3』頁内 ≪2019.10.19 追記≫ でも紹介した「サラ・ヒックス」(Sarah Hicks)、演奏は『デンマーク国立交響楽団』(The Danish National Symphony)。↓
《Page》 参照3⇒ 【
https://wave.ap.teacup.com/frontier/227.html 】
『参照3』の『ゴッド・ファーザー組曲』の際も一部『ピアニカ』等を使用したりと、楽器のギミックに凝った(?)仕掛けの工夫が最高に楽しかったのですが(モリコーネ本人指揮の演奏もソウだったのですが)此れは動画を観ながら聴いた方がより良いかと・・・
モリコーネと云えばマカロニ・ウエスタンの曲が絶品!と云う方が、年配の方に非常に多いのですが・・・(拙者はまだ若輩の内ですが)個人的には其の考えにシンパシーを感じる時が多いのは確か。
其の理由はコウイッタ手作りの感覚というか、イタリア制作なのに西部劇(主にメキシコ国境付近の世界観と云う事なのだろうが)らしい処が泥臭くて、ある種・日本人の感覚にも合っているという・・・ソンナ処で。
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PS:此の続きは20日(金)に本記事の追記でUPします。
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≪2019.12.20 追記≫
拙者の世代から下は殆どがモリコーネ楽曲と云えば「ニュー・シネパラ」か、日本でもヒットした「海の上のピアニスト」('98)・・・又はタランティーノ作品に馴染みが・・・という事になるのだろうケド。↓
只、モリコーネ=マカロニ・ウエスタンという方も殆どは「セルジオ・レオーネ」が監督した「荒野の用心棒」('64) や「夕陽のガンマン」('65),「続・夕陽のガンマン」('66),「夕陽のギャングたち」('71) の話になっていると思うのだが、レオーネ監督がウエスタン界から去った後のモリコーネ楽曲は???と云うと。・・・正直、あまり話題に上がった処を(日本国内で)見た事が無い。
当然の事ながら、マカロニ・ウエスタンがイタリアで下火となる1960年代末以降も、モリコーネは西部劇に曲を付けていて。↓
↑ は其のレオーネ監督後のマカロニ・ウエスタンの代表的な作品で、動画左は「ミスター・ノーボディ」('73) 右は「ミスター・ノーボディ2」('75).
此の辺になって来るとモリコーネのウエスタン曲調にも変化が見られ、監督が代わり別嗜好も試しているのか???別人の様な気もして来ますが(弟子に任せていた節も?)。
実は此の二作、主演が「テレンス・ヒル」と、コメディ・タッチという共通点があるだけで、ストーリー的には全く関係無く、邦題で『シリーズ物』とした昔特有のお決まりパターン。
(実はレオーネは「ミスター・ノーボディ」の「1」で原案・監修・製作総指揮 (ノンクレジット) を受け持っていて、後を「トニーノ・ヴァレリ」監督に引き継がせ、ウエスタン界からは完全に引退)
「ミスター・ノーボディ2」の「ダミアーノ・ダミアーニ」監督といえば、もう一本マカロニ・ウエスタンを撮っていて、其れが「群盗荒野を裂く」('66) なのですが、其方もモリコーネが音楽を担当していた事で有名です。↓
正確に書くと楽曲は「ルイス・エンリケ・バカロフ」が作曲、モリコーネは音楽監修(Musical Supervisor)となっていますが、競作となっている表記もあります。
1910〜1920年に掛けて、メキシコで起こった革命戦争を題材に作られたウエスタン=「群盗荒野を裂く」はコメディ・タッチ&アクション&政治劇が組み合わさった濃い内容もあってか、イタリアだけでなくアメリカや世界中で大ヒットしました。(*本作が世界中で大ヒットと成ったのは、当時・各国内でベトナム戦争 (1955 – 1975) に対する反戦ムードが高まっていた事も相俟って、多くの民衆が本作の内容を其れに照らし合わせたから・・・という、ソンナ見方をしている方もいます)
本作はマカロニのみならず、ウエスタン作品全体の可能性を広めた傑作として大変見応えがあり、又、個人的にも凄く気に入っています。未見でもし御興味のある方がいましたら(宜しければ)チェックしてみて下さい。
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PS:此の続きは準備が出来次第、本記事の追記でUPします。
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≪2019.12.21 追記≫
↓ はモリコーネ生誕75周年記念として、2002〜2003年ヨーロッパツアーの一環として行われたイタリアの『アレーナ・ディ・ヴェローナ』(Arena di Verona) での公演(2002年9月28日(土))の模様。
91人編成のオーケストラ ✖ 80人編成のコーラスで、モリコーネ自ら指揮しています。
本日は忙しく、続きは明日22日(日)に書きに来ます。
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≪2019.12.22 追記≫
『アレーナ・ディ・ヴェローナ』はローマ帝国・初代皇帝アウグストゥスの統治末期か、遅くとも30年頃に完成したと考えられていまして、正確な建設年は不明。全長139メートルあり、ヴェローナ市街地のほぼ中心に位置している。観客席は44段の大理石製で、収容人数は約2万5000人。
アレーナ・ディ・ヴェローナでの公演内容は、全てモリコーネが関わった映画からの曲で、動画は約102分ありますが、此れでもコンサートの短縮版となっています。
「ニュー・シネパラ」楽曲はTOPに演奏され、数ある名曲の中にあって代表曲中の代表曲として扱われています。・・・ラストの取りは「ミッション」。
以下は曲目リスト。↓
1. ニュー・シネマ・パラダイス ('88) 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
< Nuovo Cinema Paradiso >(イタリア・フランス)
2. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ ('84) 監:セルジオ・レオーネ
< ONCE UPON A TIME IN AMERICA >(アメリカ・イタリア)
3. 海の上のピアニスト ('98) 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
< La leggenda del pianista sull' oceano >(イタリア・アメリカ)
4. 続・夕陽のガンマン ('66) 監督:セルジオ・レオーネ
< Il buono, il brutto, il cattivo >(イタリア)
5. ウエスタン ('68) 監督:セルジオ・レオーネ
< C'era una volta il West >(イタリア・アメリカ)
6. 夕陽のギャングたち ('71) 監督:セルジオ・レオーネ
< Giù la testa >(イタリア・スペイン・アメリカ)
7. 続・夕陽のガンマン (兵士の死〜The Ecstasy of Gold) ('66) 監督:セルジオ・レオーネ < Il buono, il brutto, il cattivo >(イタリア)
8. ジ・エンド・オブ・ア・ミステリー ('03) 監督:ミゲル・ヘルモソ
< The End of a Mystery >(スペイン)
9. アルジェの戦い ('66) 監督:ジッロ・ポンテコルヴォ
< La battaglia di Algeri >(イタリア・アルジェリア)
10. 死刑台のメロディ ('71) 監督:ジュリアーノ・モンタルド
< Sacco e Vanzetti >(イタリア・フランス)
11. 殺人捜査 ('70) 監督:エリオ・ペトリ
< Investigation of a Citizen Above Suspicion >(イタリア)
12. 供述によるとペレイラは… ('95) 監督:ロベルト・ファエンツァ
< Sostiene Pereira >(イタリア・ポルトガル)
13. 労働者階級は天国に入る ('71) 監督:エリオ・ペトリ
< La classe operaia va in paradiso >(イタリア)
14. カジュアリティーズ ('89) 監督:ブライアン・デ・パルマ
< CASUALTIES OF WAR >(アメリカ)
15. ケマダの戦い ('69) 監督:ジッロ・ポンテコルヴォ
< Queimada >(イタリア)
16. タタール人の砂漠 ('76) 監督:ヴァレリオ・ズルリーニ
< Il deserto dei Tartari >(イタリア・フランス・ドイツ)
17. リチャード三世 (1912年制作の映画に2001年・DVDリリースVer.で、モリコーネが劇中の劇伴に新曲を追加) 監督:アンドレ・カルメット
< RICHARD III >(アメリカ・フランス)
18. タタール人の砂漠 (復奏) ('76) 監督:ヴァレリオ・ズルリーニ
< Il deserto dei Tartari >(イタリア・フランス・ドイツ)
19. ミッション ('86) 監督:ローランド・ジョフィ
< THE MISSION >(イギリス)
☆
PS:此の続きは準備が出来次第、本記事の追記でUPします。
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≪2019.12.23 追記≫
↑ の曲目リストですが、ハリウッドの映画音楽を担当している有名作曲家のコンサートと異なり、こうイタリア〜ヨーロッパ中心の映画ばかりが並んでいると、風変わりな(奇異な)眺めという方が多いのかナ(苦笑)?。
其処は何といってもイタリア映画音楽界の巨匠・モリコーネのコンサートなので、一味も二味も違うとは思います。・・・又、ヨーロッパ映画に詳しい方となれば,『此の作品もモリコーネが音楽を遣っていたのか!?』〜と、少し驚いた方も???。
アレーナ・ディ・ヴェローナでの曲目リストは(日本では)広く公表されていなかった事もあり、今回此処で邦題(日本劇場未公開の場合はソフト名)も全部調べて載せましたので、もしかしたら資料的な価値が出たかも。(何しろ『ニュー・シネパラ 30周年記念』特集なので、此れ位の事は遣りますが)
しかし、こう並べてみると、ヨーロッパ映画の風格が解るというか、モリコーネはホント・優れた、歴史的名画の映画音楽を熟して来た・・・というのも解って・・・と云っても、同氏からすると此れでも極一部なので、偉大な中の一部が垣間見えるという事なのだが。
☆
それから・・・
17. の「リチャード三世」ですが、此の作品だけ特別で、制作国がアメリカ・フランスとなっていますが、監督の「アンドレ・カルメット」(André Calmettes) はフランス人で、作品自体は1912年に制作の『中編映画』= 全55分となっており、無声映画であった為・モリコーネが2001年に音楽を付け(劇場公開の御披露目ではなく)同年6月26日(火)発売のDVDで初の発表・・・という事でした。
尚、此の「リチャード三世」は、米で制作された映画作品としては “現存する最古の長編劇映画” とされていて、其の米の歴史的にも大きな価値のある “国宝” 級作品に、イタリア人であるモリコーネが指名されたというのも重要な点で・・・
・・・因みに、本作は先に書いた通り55分の為、現在では『中編映画』(30〜60分の尺) の定義が適用されている表記もあります。
☆
さてさて、明日はいよいよ “クリスマス・イヴ” ですので、本記事内でもクリスマス・モードにする予定です。(同時進行している ↑『参照2』頁内でも同様にクリスマス・モードの追記をする予定です)
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≪2019.12.24 追記≫
メリークリスマス!。
↑『参照3』頁内の ≪2019.10.19 追記≫ で「アンディ・ウィリアムス」による『Speak Softly Love 🎵』(邦題:ゴッドファーザー 愛のテーマ) 作詞:ラリー・クジック、作曲:ニーノ・ロータ・・・の事に触れ好評だったので、クリスマス・ソングのコーナーでも登場して貰いますが。↓
クリスマスを過ぎても、大掃除中とかに此の非常ーーーにイイ・美声な動画を掛けながら(?)ってのも良いんじゃないだろうか。
ウィリアムスさんには明日のクリスマス本番にも・・・と予定しています。
上質な映画音楽のカバーといえば、何と云っても此の人の右に出る人は中々・・・勿論!クリスマス・ソングにもピッタリな方なので。
☆
↓ は新旧・クリスマス映画モンタージュ集。
此の続きは明日25日(水)に書きに来ます。
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≪2019.12.25 追記≫
↓ は『アンディ・ウィリアム・ショー』(The Andy Williams Show) のクリスマス・スペシャルで同番組のレギュラー枠は、米・NBCで 1962〜1967年と1969〜1971年に掛け放送された1時間の音楽番組でした。
クリスマス・スペシャルなので、やや通常の放送内容とは異なり、子供と観ていても楽しめる “柔らかい” 作りと成っていますが、今回本動画をUPしたのも、此処の特集(「アナ雪2」とコラボ中という事もあって)に丁度イイという事もあって。
通常版の「アンディ・ウィリアム・ショー」を観ているとアメリカ文化や、エンタメ界の一面が良く解る処もあり、ミュージカル方向の趣向も楽しめますので・・・まぁ、此の方面に縁が無かった方でも解り易く、勉強になるとは思います。
クリスマス・スペシャルでは『子供向き過ぎやしないかい??』と、ややムズ痒くなる(?)という方も(苦笑)少なからずいるとは思うのですが・・・まぁ、観ているとすぐ慣れてしまうので。
此れが往年のクリスマス番組の代表的な形・・・今の番組でもこういった雰囲気は(クリスマスになると)部分的にありますので、米で基礎を築いた中の一番組と云っても過言では無いかと。
(この続きは本日中にUP予定です)
☆
↑ 動画の下段はクリスマス仕様で無く通常回なのですが、毎回のゲストが「サイモンとガーファンクル」,「パール・ベイリー」,「レイ・チャールズ」,「ビング・クロスビー」,「サミー・デイヴィスJr.」,「ジュディ・ガーランド」,「フィル・ハリス」,「レナ・ホーン」,「アントニオ・カルロス・ジョビン」,「ジョニー・マティス」,「オズモンド・ブラザース」,「ピーター・ポール&マリー」,「ロリー・モーガン」,「ウィリアム・ブラザーズ」等々 … と何とも豪華で!。
中でも1964年11月30日(月)に放送された「ジュリー・アンドリュース」の回ではウィリアムスとのデュエットが多く、ほぼ此の番組でしか観られなかった(?)名場面の連続。
アンドリュースは此の年の主演作「メリー・ポピンズ」('64) 公開後の出演で、↑ 動画内では映画で彼女が唄った劇中歌『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス 🎵』(Supercalifragilisticexpialidocious) を披露しています。
アンドリュースは此の番組に出演した翌年に発表された、第37回『アカデミー賞』でメリー・ポピンズ役での演技が評価され、主演女優賞に輝いている。
☆
アンドリュースはウィリアムスとのデュエットで『Fireworks ♪』や『Can't Buy Me Love ♪』を唄い、他にも・・・
・・・と、『Where is Love 🎵』( ↑ 動画左),『The Language of Love ♪』( ↑ 動画右) を最後に思いっ切り唄い上げ,(セットの)階段を駆け上がって行きましたので、スターの登竜門的な番組という意味合いもあった様です。
・・・と、ゲストの中でジュリー・アンドリュースだけ特別扱いしてしまいましたが(此の特集を前から読んでいる方は)ソノ理由が十分解るかと。
☆
PS:此の続きは27日(金)に本記事の追記でUPします。
☆
≪2019.12.27 追記≫
『The Twelve Days of Christmas 🎵』(クリスマスの12日) という有名な歌もありますし、西洋では12月25日 〜 明けて1月6日の12日間をクリスマスの祝い期間(降誕節)としているので、日本でもせめて12月29日(日)か30日(月)位まではツリーを飾っていても良いとは思うのですが。(・・・まぁ、正月があるから大晦日の31日(火)には片付ける必要はあると思いますが・・・)
海外、此処で頻繁に触れて来たイタリア、フランスではツリーを片付けるのは1月7日が一般的。
只、フランス・パリのシャンゼリゼ大通り等の公けでは、クリスマス仕様の大掛かりなイルミネーションが1月8日まで毎日・17:00から夜中の2時まで華やかに彩られますので、日本と比べると随分〜とクリスマス気分の(?)期間が長いという訳だが。↓
大人はドウか?とも思うのだが、子供は日本でもクリスマス期間が長いと喜ぶだろうネ。
☆
PS:此の続きは29日(日)に本記事の追記でUPします。
☆
≪2019.12.29 追記≫
新年が明けてからも本特集を続けるか???で内輪で数日検討していたのですが・・・
「アナ雪2」公開の11月22日(金)からは一日も休まず〜という事もあって。モウ・ソロソロいいか???という話も中にありまして。
大晦日の31日(火)には本頁で新記事をUPしますが,「アナ雪2」の成績も未だ大変好調なので(盛り上がりに水を差してもナンなので)此処での特集も継続する事にします。
御客さんの中にはリピートで10回観に行ったとか(^^;)御苦労様な事(?)を遣って貰っているソウなので、此方で思いっ切り煽っておいて、勝手に止めてしまうというのは至極『申し訳ない!』〜というのもありまして(汗)。
☆
大晦日には一日早くTOP頁&新記事も新春モードにしますが、本記事内は此のまま字数制限までクリスマス仕様を継続します。
隣の『エンタメ』頁・共々同時進行になりますので(宜しければ)継続して覗いて下さい。
☆
PS:此の続きは準備が出来次第、本記事の追記でUPします。
☆
≪2019.12.31 追記≫
今年も本日が大晦日となり、いよいよ終了ですが・・・
↓ で新記事もUPしましたが、此処は先に書いた通り本記事はモウ少し続けたいと思っています。
《Page》 参照4⇒ 【
https://wave.ap.teacup.com/frontier/230.html 】
今年は振り返ると色々あった年でしたが、とにかく夏が滅茶苦茶・暑かった!(^^;)。
10月には台風19号が東京を直撃し、事務所の近くの川がもう少しで氾濫仕掛かって、床下浸水しそうな勢いだったのだが。・・・幸いソンナ事態には至らず『ホッ!』しましたが・・・
昨今の異常気象、気候変動は地球温暖化が原因だろう???と、まぁ、普通・此処まで来ると、ソウ考えるのが常識なのだろうが。
海外でも異常気象が続いているので、地球規模でおかしくなって来ているのは(兎に角)気掛かり。
何はともあれ、今年も一年間ありがとうございました。
よい御年を。
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PS:此の続きは準備が出来次第、本記事の追記でUPします。
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≪2020.1.3 追記≫
《正月三が日》だから社会人だと(4日が土曜でも)“今日までは休日 ” 〜という方が少なからずいると思うので、そういう方の為にも2020・新年のTOP頁(昨年末12月31日(火)に切替)の冒頭『名画座ファイル』では元気付け(?), ・・・イヤ、景気付けに今年も『アクション映画・主題歌&主題曲特集』を企画しました。↓
《Page》 参照5⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/movie/ 】
アクション映画特集は昨年も新年〜五月まで遣っていたのですが、今年の新年は其の二か月分を一気にUP + 内容も一部入れ替えていますので・・・昨年御覧になっていない方も多いと思うので、此の機会にチョット覗いて貰えればと。
以前は正月映画と云うと、ジャッキー主演の等々 … アクション映画が花盛りだった時期もあったのですが、昨今は純然たるアクション物は??と・・・ソーいえば今年は何か劇場で掛かっているのかナ???記憶では観掛けなかった様な。
カンフー物等の上質なアクションは(基本は当然の事ながらエンタメだが)一種・ボディアートの領域までにも行っている処があったので、よく観ていると見処は非常に多い。
・・・それから、以前から若干・ミュージカル、ダンス方向にも深部で通じていると感じていました。(*そのジャッキーお気に入りNo.1映画は「サウンド・オブ・ミュージック」と、どうやらソウイウ事らしい)
拙者としては身体運動のあるアクション物は特にイイ!と、ある意味で “正月なら” という限定期間で特に御勧めなのですが・・・
・・・まぁ、体を比較的使っている内容の方が、気分としては(一年のスタートに)健全な気がしていまして。・・・もしかしたら、個人としてミュージカル推しなのも、ソウイッタ意識が深層にあるやも知れんケド。(チャップリン映画がいつまでも好きなのは、身体表現の方向が強いトコなんかナ?)
◈ ↑ 動画はチャールズ・チャップリンが、1936年に制作・脚本・監督・音楽・主演を兼任し発表した映画 =「モダン・タイムズ」から。
・・・と、此れ以上は書かない方がイイか。
個別の作品名に関しては此処では書かないでおきます。特集では色々なタイプのアクション映画をUPしていますので、ソフト等で本編を観る場合は、其々で選んで貰うのがベストなので。
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PS:此の続きは準備が出来次第、本記事の追記でUPします。
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≪2020.1.7 追記≫
もうソロソロ、イタリア、フランス等々 ... 公けでのヨーロッパにおけるクリスマス・シーズンも終了に近づいて来ましたが、↑ ≪2019.12.27 追記≫ で書いた通り、本日7日(火)が向うでツリーを片付ける日なので、“既にモウ終わっている” 〜としてもイイのかも知れない。
本記事では今回、例年になくクリスマス・シーズンを(テスト的に)引っ張って(?)みましたが、日本では七草粥を食べる、正月気分が一旦大きく切れる日まで。ヨーロッパではクリスマス気分が続いているという・・・ソウイウ事なのですが。
昨年末12月31(火)にUPした『参照4』新記事では、ほぼ正月モード(?)にしていますので、一種・文化的な断層を可視化した???ソンナ面もあった様な。
・・・字数制限までモウ少し余裕がありますので、本記事はモウ少し続ける予定です。
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PS:此の続きは準備が出来次第、本記事の追記でUPします。
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≪2020.1.12 追記≫
「ニュー・シネパラ」日本公開30周年記念月&クリスマス仕様の御祝いモードで続けて来た本記事ですが、流石に12日(日)になると此処までか・・・と、世間では三連休のド真ん中だから・・・という訳でもないのだが、此の辺で終了させるのがイイか?と。(本記事のスタートは、昨年12月12日(木)なので、丁度一ヶ月で終了)
記念月が過ぎても,「ニュー・シネパラ」の特集自体はまだまだ終わらず( ↓ 特集『1』冒頭で書いた通り)本特集は「ニュー・シネパラ」作品の内容だけを取り上げる方向では無いので、イタリア、ヨーロッパ関連の情報と併せて継続させていく予定です。(まだ『参照6』内 ≪2019.12.10 追記≫ で触れている「フェデリコ・フェリーニ」監督作品の楽曲集とか、予告していたのに未だ殆どを遣っていないので)
《Page》 参照6⇒ 【
https://wave.ap.teacup.com/frontier/227.html 】
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隣の『エンタメ』頁ではSW新作『「スカイウォーカーの夜明け」公開記念SP!』を連載中なのですが。↓
《Page》 参照7⇒ 【
https://gold.ap.teacup.com/frontier/334.html 】
本頁 ↑ ≪2019.12.18 追記≫ でも触れている『参照2』頁でも(SF映画全般をテーマに)追記を継続中なので、もし、SFや特撮映画に御興味が御有りの方は、少し覗いてみて下さい。
長文最後まで読んで頂き有難うございました。
今年もドウゾ宜しくお願い致します。
<2019.12.12・アイアーサ フロンティア/i ARTHA FRONTIER>
<ジャパンギガスJG/JAPAN GIGAS>(マリコ)
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