3月22日(月)に発表となった『第14回・映画・アニメーション ウェブ・アワード』については ↓『参照1』の隣で書いた『エンタメ』頁ブログ記事 ≪2021.3.22 追記≫ から書いていまして・・・
《Page》 参照1⇒ 【
https://gold.ap.teacup.com/frontier/338.html 】
宜しければ ↑ を未読の方は(詳しい説明スペースが省けるので)目を通して貰えると助かります。
話によると今回(「シスの復讐」('05) 効果か?)TOP頁にアクセスが集中してアップアップ(?)の様なので、暫く静観し様子を見ていたのですが・・・今に至ってもあまり変わりは無い様なので、明日15日(木)から此の(受賞作)解説の頁をスタートしてしまいます。
↓ は『映画ウェブアワード』TOP頁。
《Page》 参照2⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/frontier/ 】
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≪2021.4.15 追記≫
↑『参照1』でも少し触れましたが、今年のアワードは『レイ・ハリーハウゼン生誕100周年』をベースに構成しておりまして、最高賞のグランプリを受賞の「SW/シスの復讐」と「ジュラシック・パーク & ワールド: シリーズ」(「ジュラシック・パーク」('93),「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」('97),「ジュラシック・パークIII」('01),「ジュラシック・ワールド」('15),「ジュラシック・ワールド/炎の王国」('18))・・・その他の受賞作も(基本的には)其の関連で選考されました。
「レイ・ハリーハウゼン」(Ray Harryhausen) の功績が映画界にとってどれだけ偉大か?というのは、此処で書き出すと何年も掛かる(?)という位のスケールの大きさだと思うのですが、意外にもハリーハウゼンが関わった殆どの作品は低予算で、生涯を独立系のプロダクションで映画制作を行っていた為、所謂・ボックスオフィスの様な今の指標で考えるなら(?)B級映画専門のクリエーター&制作者と取られる人もいるのかも。↓
興行面のデータという限られた視野で云うと、ハリーハウゼンが携わった映画の成績は特撮監督デビューの「原子怪獣現わる」('53) が年間全米8位(世界興収12位)、引退作の制作&特撮を兼ねた「タイタンの戦い」('81) が年間全米12位(世界興収13位)。
・・・其れから「恐竜100万年」('66) が世界興収21位という具合で、ベスト10に入ったのは「原子怪獣現わる」の全米8位のみ。後の作品は正確なデータが残っていない(*当時は今の様に興収面の公表が一般的で無かった)。
只、ハリーハウゼン作品の凄い処はその発想力のスケール、大きさから、予算が少ないという事などは全く感じさせず、代わりに優れた特殊効果が作品の質を大幅に担保するという、現行の映画制作のベーシックな概念の一つを築いたという気もしています。
ハリーハウゼンの主な手法としてはストップモーション・アニメーション (Stop Motion Animation) を用したモデル・アニメーション(*人形アニメとも云う)モデルを1コマ毎に少しずつ動かしカメラで撮影(1秒のシーンを撮るのに約24コマ動作をつける)⇒ 実写の俳優とを共演させるダイナメーション (Dynamation) というモノで、此のジャンルの確立無くして “ビッグバジェット” なSW、ジュラシック・シリーズも(今の様な映画スタイルとしては)誕生し得なかった可能性も。
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PS:此の続きは17日(土)に本記事の追記でUPします。
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≪2021.4.17 追記≫
↑ でハリーハウゼン作品の興収について触れたが、要するにデビュー作と引退作・以外(*「恐竜100万年」の世界興収データは残っているが、全米興収のデータが残っていない)興行的な成績=データは何らかの理由でベールに包まれている(?)と云ってイイのか・・・
ハリーハウゼンを長期間プロデューサーとして支えた「チャールズ・H・シニア」(Charles H. Schneer) は以前・・・
《1963年の「アルゴ探検隊の大冒険」は私達が作って来た映画の中で最も成功した作品で、最高傑作と言っていいでしょう》
・・・〜と(1997年辺り?に)自信たっぷりの表情で語っていたが、1963年公開作品の年間・興収データに「アルゴ探検隊〜」の痕跡は何処にも無いし、恐らく圏外という訳でも無かった筈であり。
ハリーハウゼンの師匠である「ウィリス・H・オブライエン」(Willis H. O'Brien) が特撮を担当した「キング・コング」('33) は1933年の世界興収No.1を獲得し、其のデータは今もシッカリ残っているのだが(因みに続編の「コングの復讐」も同年公開され世界興収8位の大ヒット)。
只それは,「キング・コング」は大物プロデューサーの「デヴィッド・O・セルズニック」(David O. Selznick) が製作総指揮を執っており、コングも胸部から上の実物大セットが作られる等、完全なRKOの大作映画として公開されたからであり・・・
デヴィッド・O・セルズニックというと、映画ファンでないと『?』という感じかも知れないが、此の人は最も有名な処で「風と共に去りぬ」('39) のプロデューサーとして名高く・・・他にも「スタア誕生」('37),「別離」('39),「レベッカ」('40),「第三の男」('49),「終着駅」('53),「武器よさらば」('57) etc … と、数々の(質的に)ドラマ作品の名画を世に送り出した(飛び抜けて目利きの)映画人だった。
要するにセルズニックはSF・ファンタジー系を専門、又は独立系プロダクション方面の人脈では無かった為,(公開当時はキワモノ扱いでもあった)「キング・コング」データは無事そのままの形で公表され、今に(誰もが認める興収の成功作という形で)残った・・・と見てもイイのかも知れない。
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PS:此の続きは18日(日)に本記事の追記でUPします。
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≪2021.4.18 追記≫
ハリーハウゼンが初めて長編・劇映画の特撮スタッフとして参加したのは「キング・コング」の姉妹篇で、1949年に制作された「猿人ジョー・ヤング」なのだが、其の際は師匠のウィリス・H・オブライエンの助手として・・・と一応表向きはされているのだが、実際の処は特撮シーンの八割方はハリーハウゼンが手掛けており、脚本、コンセプト、猿人(要するにゴリラ)デザインまでに至る、ほぼ共同監督に相当(それ以上?)の仕事を熟したソウである。↓
「猿人ジョー・ヤング」は「キング・コング」程のヒットにはならなかったが、モデルアニメーションのクオリティは格段に向上したと大評判になり、第22回・アカデミー賞では目出度く『特撮効果賞』(今の『視覚効果賞』) を受賞。
只、オスカーは制作を担当した「メリアン・C・クーパー」に授与され、後日クーパーからオブライエンに手渡されたという事なので、当時無名だったハリーハウゼンは完全に蚊帳の外だったらしい。
因みに ↓ は当時の「猿人ジョー・ヤング」スタッフ・リストの特殊効果部門・個所を翻訳したモノだが・・・
特殊効果スーパーバイザー:ウイリス・H・オブライエン。
特殊効果技術:ピート・ペターソン。
効果技術 (アーマチュア製作、アニメート):レイ・ハリーハウゼン。
模型製作:マーセル・デルガド (アーマチュア肉付け)、ジョージ・ロフグレン (植毛)。
ハリーハウゼンは見ての通り三番手に表記されてはおるが、此れだけを見る限り(ゴリラ&ライオンの)植毛 etc の一スタッフと同列にされているのが解る(*所謂『特殊効果』では無く、一種『技術』スタッフの一人という表記)。
・・・あくまで個人的な感想なのだが、植毛専門のスタッフというのは(当時の映画で)此れだけ大きく表記された事(意味)があったのかナ?と、相当疑問が残る扱いで(^^;)。
此処まで読んだ方は『ハリーハウゼンは早期に力を発揮し過ぎた???』〜と薄々感づいている方も少なくないと思うが、まぁ、一面的にはソンナ理不尽な処もあったのかも知れない。
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今では “特殊効果の巨人” とまでに崇められるハリーハウゼンだが、此の「猿人ジョー・ヤング」に始まり、引退作の「タイタンの戦い」('81) までアカデミー賞とは無縁で、ノミネートも一切無かった事から、映画関係者の間では幾ら何でも『???』という向きもあったらしいのだが・・・
(世間では単に当時のアカデミーが『モデルアニメーションに対しての理解が無かった』〜との解釈があるというのは勿論・知ってるのだが、それはドウモ違う様で、≪2021.4.15 追記≫ でも触れた「恐竜100万年」の姉妹篇で、ハリーハウゼンの弟子筋である「ジム・ダンフォース」(James Danforth) が特撮を担当した「恐竜時代」('70) という、同じハマー・フィルム制作のダイナメーション作品があるのだが、此の作品は受賞こそ逃したが第44回・アカデミー賞の『特殊視覚効果賞』にノミネートされている)
大ヒットもした「恐竜100万年」は、明らかに「恐竜時代」よりハイクオリティだった筈なのだが、4年前に制作された (マイケル・クライトンのSF小説「ジュラシック・パーク」('90) の発想の原点とも云われている)「恐竜100万年」の特撮技術に対しては全くの無視という。・・・要するに、巨人・ハリーハウゼン個人に対しての特別な意識が(当時の)アカデミーにはあったのかナ???と。
しかし、引退宣言から暫く経った1992年の第64回・アカデミー賞では映画界への長年の功績が認められ『アカデミー特別賞』(ゴードン・E・ソーヤー賞) が授与された。(授賞式ではSF作家で高校時代からの友人である「レイ・ブラッドベリ」(Ray Bradbury) の手からオスカー像がハリーハウゼンへ直接・手渡された)
ブラッドベリが書いたSF短編小説「霧笛」(The Fog Horn) はハリーハウゼンの特撮監督デビュー作=「原子怪獣現わる」の原作扱いにもなっており(両者共『恐竜大好き』の友という事もあって)正に二人三脚で勝ち取ったオスカーという事で、ブラッドベリから『是非』とプレゼンターを買って出たという事らしい。ホント・何とも素晴らしく、美しい友情!。
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PS:此の続きは20日(火)に本記事の追記でUPします。
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≪2021.4.20 追記≫
1992年の第64回・アカデミー賞では今年当・ウェブアワードのグランプリを受賞した「SW/シスの復讐」の監督=ジョージ・ルーカスが同じくアカデミー特別賞(只、此方はプロデューサーに贈られるアービング・G・タルバーグ賞)を受賞し、其の際のプレゼンターはルーカスの盟友・スピルバーグが務めた。
スピルバーグも今年ウェブアワード受賞の「ジュラシック・パーク」シリーズ('93〜) の製作総指揮か監督を一貫して務めているので、第64回・アカデミー賞の裏テーマには(実は)“ハリーハウゼン・チルドレン” というキーワードもあった訳なのだが・・・
(因みに此の年の『視覚効果賞』受賞は「ターミネーター2」('91) のILM(デニス・ミューレン)とスタン・ウィンストン。・・・デニス・ミューレンはアマチュア時代にハリーハウゼンの自宅に何回も訪ねる(*ハリーハウゼンは自宅のガレージをスタジオに改造していたので、仕事場の見学という意味なのだろう)程の大ファンで,「シンバッド七回目の航海」('58) が公開された最初の週には何と8回!も劇場に足を運んだ程なんだソウで(仮に自由席だったら、一回入ったら1日中劇場に居た?)。
デニス・ミューレン (Dennis Muren) は「ターミネーター2」に登場する『T-1000』=液体金属シークエンスのCGを作成しているが、液体金属という本来は無機質な物体が(あの様に)キャラ立ちしているというのも、モデルアニメーションの進化が成し得た技と考えてもいいのだろう。
ミューレンはジェームズ・キャメロンの前作「アビス」('89) でも『海水のキャラクター』をCGで作成しオスカーを受賞しているが、此の『海水のキャラクター』を発展させたのが「ターミネーター2」の『T-1000』なのである。↓
◈ ↑ 動画の最上段は1989年の「アビス」に登場した『Water Tentacle』(水の触手)。その下の3動画は1991年の「ターミネーター2」に登場した新型・ターミネーター=『T-1000』登場シーン集。
キャメロンは当初此の “意志を持っているかの様な海水” という表現を、透明なアクリル樹脂の模型を用い(モデルアニメーションで)表現しようとしていたのだが、ミューレン&ILMのチームがCGで表現し、一段上に発展させる事を提案したのだった。
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そのミューレンの上司=ジョージ・ルーカスはハリーハウゼンの訃報を受けて・・・
《僕たちの世代の映画人の殆どが、子供の頃に彼の影響を大きく受けた。ハリーハウゼンの存在無くして「スター・ウォーズ」は生まれなかったと思う》
・・・とコメント。
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PS:此の続きは22日(木)に本記事の追記でUPします。
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≪2021.4.22 追記≫
本日追記する予定だったのですが、急用が入り纏まった文を書く時間が無くなったので、明日23日(金)に又書きに来ます。
・・・と,(それだけでは申し訳ないので)此処のブログを読みに来て下さっている方用に、5月UP予定『名画座ファイル』を先行公開してしまいます。↓
《Page》 参照3⇒ 【
https://air.ap.teacup.com/gigas/49.html 】
↑ は見ての通り制作途中ですので(正式なUPは5月前にしますが)完成したVer.でないと・・・という方は、もう少しお待ち下さい。
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≪2021.4.23 追記≫
話をレイ・ハリーハウゼンに戻して・・・
ジェームズ・キャメロンもハリーハウゼンに対しては・・・
《SFに携わるハリウッドの映画人は彼を手本とし、巨人(ハリーハウゼン)の肩の上に乗っていると感じています。もしレイが存在していなかったら、僕達は存在していなかったでしょう》
・・・とコメントを出していて、一番好きな(影響を受けた)映画はオールジャンルで「アルゴ探検隊の大冒険」だというのだから、今活躍している映画監督の中では一番のハリーハウゼン・ファンかも知れない。
「アルゴ探検隊の〜」が一番好き!〜という有名人では、俳優の「トム・ハンクス」もその一人だが、かくいう拙者もハリーハウゼン作品の中では一番「アルゴ探検隊の〜」が好きです。↓
だから・・・という訳では無いのですが、2017年の第9回・ウェブアワード(ファンタジー&ホラー映画がテーマの年)でも「アルゴ探検隊の大冒険」は準・グランプリに入っていますので、此処で記事にするのに所以は大きく存在します。
《Page》 参照4⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/frontier/movie-award2017.htm#9 】
脚本も「アルゴ探検隊の〜」が最も優れており・・・
監督は「恐竜100万年」と同じ「ドン・チャフィ」(Don Chaffey) なのだが、此の人の演出は特撮映画・仕様で『丁度イイ』具合というか・・・ハリーハウゼン作品の演出には “此の人が” ピッタリ嵌っている気がしていまして。
ドン・チャフィ監督作は今回のアワードでモウ一本入賞させていて、それが「ピートとドラゴン」('77)。恐らく此の作品は『知らなかった』という方も少なくないかと・・・
ディズニー作品+ミュージカル仕立てでもあるのだが、只、ドン・チャフィは(あまり)ミュージカルが得意で無かったのか(?)同じくディズニーの実写+アニメ合成の「メリー・ポピンズ」('64) の様な大きい効果(魔法)は生み出せていない。
「ピートとドラゴン」に関してはアニメーション監督をスピルバーグ印の「アメリカ物語」('86) や、ルーカスがスピルバーグと共に製作総指揮を務めた「リトルフットの大冒険 〜謎の恐竜大陸〜」('88),「アナスタシア」('97) の大御所=「ドン・ブルース」(Don Bluth) が担当しておるので、重点をドラゴンのキャラに集中している処=『怪獣物』&『ディズニー』という内容面での異種格闘マッチが “肝の作品” という事に成るのですが。
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≪2021.4.27 追記≫
↓ はハリーハウゼン自身によるレイアウト(アニメを作る前のスケッチ ⇒ 要するに半ば映画の設計図の様なモノ)。
ハリーハウゼンは(師匠のオブライエンも好きだった)18世紀・フランスの画家・彫刻家=「ギュスターヴ・ドレ」(Paul Gustave Doré) から影響&傾倒しており、自身の作品では必ず画で(頭の中にある)アイデアを具体化してから実制作に入っていた。
(レイアウトというと、此れ程ガッチリ描かれるのは稀だと思うのだが)基本的に作品に登場するアニメ・キャラクターは自身のデザインなので、画で描いた時点で(脳内において)イメージが大方出来上がっていた(!?)というのも解るが、模型(背景セットも含)の造形、基本的なストーリー展開も此のレイアウトから出発しておる訳で、下地の段階で大変な完成度。
ギュスターヴ・ドレと云うと巷で最も有名と思われるのは,(12世紀・イタリアの詩人、哲学者)「ダンテ・アリギエーリ」(Dante Alighieri) が書いた叙事詩『神曲』(La Divina Commedia) 1861〜1868年・出版の際の挿絵を描いた事で知られており、ハリーハウゼンがファンタジー世界を構築した基盤には、此の時空を超えた二者の存在も大きかったのが窺える。
アニメーションと云っても氏の場合は立体のモデル(人形)を動かす事となり、ハリーハウゼン生前の発言を聴いていると『(フィルムに収める事で) キャラクターに生命を与える』という趣旨の事を語っていた。
ドレ、神曲を規範としていたのを踏まえての発言と捉えると、極めて哲学的な領域で勝負していたのも解る話で。
・・・ハリーハウゼン作品のモデルアニメーションにおける表現、キャラの造形や動作の一つ一つには深みがあり、ソノ辺の神話的・世界観の構築、高度な哲学性、芸術性も大きい見処・・・という、まぁ、ソンナ楽しみ方も出来るという訳なのですが(^^;)。
まぁ、其処まで深読みをせずとも、作品自体は子供から大人まで楽しめるエンタメ作品に仕上がっているのだから、その(一見)重々しかったり、高見にしていない姿勢も素晴らしいと思うナァ。
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≪2021.4.30 追記≫
本日1日早くTOPを5月仕様に更新しました。
《Page》 参照5⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/movie/ 】
明日5月1日(土)にも追記に来ます。
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≪2021.5.1 追記≫
映画「ロッキー」の一作目は2012年の第4回・ウェブアワード(スポーツ映画 etc テーマの年)でグランプリを受賞しています(TOPの紹介文でも最後に触れていますが)。↓
《Page》 参照6⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/frontier/movie-award2012.htm#8 】
此の年は2001〜2011年の洋画(実写)と2001〜2011年の国産アニメも特集していて、クリント・イーストウッドの「グラン・トリノ」('08) を僅差でおさえて「千と千尋の神隠し」('01) も「ロッキー」と一緒にグランプリを獲っているので,「ロッキー」「千と千尋の神隠し」は非常に強かった印象がある。(「グラン・トリノ」も当時は公開年が比較的近かったから、大分強かった?)
「ロッキー」と「千と千尋の神隠し」が並んで最高賞という場面は,(まず)此処でしか見られなかったと思いますが。
特に「ロッキー」一作目は名シーンの連続で、今回TOPで上げた画像を編集していても選ぶのが大変な位(− −)。今観返しても『あぁ、本当にイイ。スポーツ映画の名画中の名画だなぁ』〜と。
・・・そうそう,「ロッキー」といえば外せない名(迷?)シーンで、早朝ランニング前に生卵5個を一気飲みするシーンがありますが。
此れは今では大分危険とされていまして、1日2個からでも警戒信号と云われているのに、流石に一気に5個も飲むとなると通風(?)の原因になるから『✖』という事らしい。
スタローンも当初此のシーンは体に悪そう(笑)と難色を示したソウなのだが、制作サイドから『インパクトのあるシーンが撮りたい』という要望で、幾らかのボーナスを貰う条件で(嫌々)飲んだんだってサ。
此の “卵・一気飲みシーン” をよく観ていると、スタローンの表情がチョット引きつっている(?)様子も見受けられます(気のせいか?)。まぁ、よい子はマネしない方が良いかと。
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PS:此の続きは5日(水)に本記事の追記でUPします。
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≪2021.5.5 追記≫
本日は『子供の日』という事で ↑ の追記では最後に其れを匂わす文句を書いた・・・という訳でもないのだが、連休も世間的には此れでピリオドか。
(初めて来た方もいると思うので説明すると)此処の事務所は東京23区内、只、モウ少し歩くと埼玉という(都心に比べると)大分のんびりとした地域なんですが。
此のコロナ禍の中、更に東京、大阪、兵庫、京都の4都府県は2021年4月25日(日)〜5月11日(火)まで緊急事態宣言の対象になっており(対象地域内という事で)ウチとしても大人しくしたい(?)という気は十分にあるのですが・・・
当処としては《こういう時にこそのオンライン!》〜という事で、自宅で映画鑑賞をお薦めしたく。
昨年・2020年10月31日(土)から (たまたま)『20世紀名画』のリスト作成の作業(元々あったランキング頁のリニューアル)をしていまして、今も仕事の合間も見てチョコチョコっと、少しずつですが作品を追加しています。
『20世紀名画』を調整&リニューアルというのも当初『世間的にはどうか???』という気も(内心)無くは無かったのだが、有り難い事に反響が少なからず来てくれていて、後どれくらい続けたらイイのか?先が読めない面もあるのですが・・・皆には此の機会に勉強がてら(日頃は縁の無い(?)方も)試しに旧作を観てみるのも決して悪くないとは思いますので、もし其の参考になれば・・・と。
まぁ、映画鑑賞も本の文学と同じく古典を楽しむ文化があるので、だから、以前は名画座(新作ではなく過去の映画を上映する専門の映画館の事)で旧作を楽しむ文化が大きくあった訳ですが。・・・今の御時世、オンラインなら作品名+監督+主演者のリストアップで十二分かと。
ウチは其の点・以前から ↑『参照5』のTOP頁で『名画座ファイル』というタイトルのコーナーを築いたりして、旧作=《古典》に関しては力を入れて来ましたので, 『20世紀名画』の反響は大変嬉しく。
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明日6日(木)も追記を書きに来ます。
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≪2021.5.6 追記≫
↑ でも触れた4月25日(日)〜5月11日(火)まで東京、大阪、兵庫、京都の4都府県で行なわれている緊急事態宣言だが、本日都 ⇒ メディアからの情報で、ドウモ・緊急事態宣言の期限を予定していた11日から20日間伸ばし、5月31日(月)まで延長する方向で国と調整しているらしい。
GW中に感染者が十分減少しなかった事が(其の)理由らしいのだが・・・これは不味い事になって来たのかも知れん。
感染力が非常に強い『N501Y』変異ウイルスの発生割合が4月26日(月)〜5月2日(日)の一週間で67.9%に伸びたという情報もあるので、国内で再度此れから猛威が???という恐れも。
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・・・ソウソウ、明日7日(金)TVの地上波でジェームズ・キャメロン監督1997年の大作=「タイタニック」(前篇) が放映との事なので(&今回はディレクターズ・カット版との事もあり)折角だから明日放映前に書きに来ます。↓
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≪2021.5.7 追記≫
キャメロン監督は ↑ ≪2021.4.23 追記≫ で書いた通り『ハリーハウゼン作品大好き』な方なので、此の記事を書くにあたって氏の代表作である「タイタニック」について語るのは無理が無い(?)のだが・・・
「タイタニック」はキャメロンが得意とするSF、ファンタジー(又はホラー)作品では無いので、≪2021.5.5 追記≫ で書いた『20世紀名画』に属する(氏としては)意外な作品ではある。
キャメロンが関わったSF、ファンタジー以外の作品で云うと、1994年に監督した「トゥルーライズ」(スパイ・アクション物)、製作総指揮だと1991年の「ハートブルー」(クライム・アクション物)、2010年の「サンクタム」(冒険物)・・・後ドキュメンタリー作品に何本か関わっているが、基本は『20世紀名画』リストに入る様な作品を作る御方では無いので,「タイタニック」が公開された時には全篇・ドラマ展開で通した事にホント・意外で。
・・・いつ「タイタニック」劇中に『エイリアンが出て来よる?』〜と(どこかで)期待していた面も(正直)無くは無かった(^^;)。
・・・まぁ、しかし、ラストの最後の最後で微妙ーーーなニュアンスの(観様によっては)ファンタジー的な要素を(回想風に)出して締めておる訳で、其処はキャメロン的なファン向けのサービス=『お約束』という事で。
現在20:58なので、残りの話は後日に。
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PS:此の続きは10日(月)に本記事の追記でUPします。
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≪2021.5.10 追記≫
キャメロン監督作の最高傑作は?と云うと意見は分かれる処なのだろうが、間違いなく代表作に挙げられるのは ↑ でも触れた「ターミネーター2」かと。
コアなファンだと『何といっても前作の「ターミネーター」一作目('84) が一番!』〜とおっしゃる方が多いのも(勿論)知っていますが、今回の記事&アワードはVFXも大きな要素となっているので、一応此処では「ターミネーター2」の方が偉い(?)という事にしておこうかと(^^;)。
「ターミネーター2」は映画自体が(あの時期に)よく作られたと、内心奇跡に近い感覚で捉える面もあり、其の後「タイタニック」でデジタルをフルに駆使して成功させていく過程を見ていると、ハリーハウゼン ⇒ キャメロン一連の作品と非常に繋がっている感覚があるのだが、共通しているのは表現とストーリーが一体で、映画の体(てい)自体・立体的に表現されているのが興味深いのだが、此の流れで次作「アバター」('09) から本格的に文字通り “3D” 方向へと行ったのは必然だったのか?。
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私めの自慢の一つに、キャメロンが無名時代に宇宙船デザイン&特撮スタッフで参加したB級SF映画=「宇宙の7人」('80) を、子供の頃・日本公開時の期間中(劇場で)シッカリ観ていた。。。(といっても名画座に近い(?)あまり大きくない劇場だったが)いうのがあって(笑)、此れは周りに訊いても
《「宇宙の7人」を劇場で観てしまった!》という稀有な方は過去一人もいなかったので、日本では此のキャメロンの(ほぼ)映画・初仕事を見た人間としては本当に超レアらしく。
此の作品は(勘のイイ方はタイトルで御分りの通り)黒澤明・監督の大名作「七人の侍」('54) のリメイクで・・・と云っても “無断で” という事だったらしいのだが、監督は日系アメリカ人の故「ジミー・T・ムラカミ」。・・・ムラカミ監督は後に「スノーマン」('82) や「風が吹くとき」('86) のアニメ作品で名を馳せる事に。
音楽はあの故「ジェームズ・ホーナー」が担当していたのだから、今想うと大変な当たりくじを引いたのかナ???という位、思いっきり豪華なスタッフによるスペース・オペラのB級SF映画(しかも無断リメイク)だったのだナ。
・・・只、しかし、内容は子供ながらに『・・・』という感想で(キャメロン監督には申し訳ない)正直・劇場もガラガラだったと記憶していて、要するに大コケした失敗作だったのだ。
製作総指揮を執っていた「ロジャー・コーマン」といえば、映画ファンならば多くが知っているB級映画界の帝王なので、更に1980年、其の辺りの期間と云えば「SW/帝国の逆襲」が公開された年でもあり、ほんの一握りの層以外「宇宙の7人」の様な亜流作品には振り向かなかった・・・という訳。
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「宇宙の7人」後のキャメロンは1984年の「ターミネーター」⇒「エイリアン2」('86),「アビス」('89) と制作&監督し、拙者も其れを追っ掛ける様に(初期の頃はキャメロン作品とは意識せずに)劇場で観て来たのだが。
他にも此の時期、特殊効果&マット画で参加した「ニューヨーク1997」('81) 時代における(当時の)キャメロンのポジション+仕事内容を知っている身からすると,『よくあの位置からTOPに』と其の躍進ぶりが凄まじい・・・と、此処でも『ミラクル』の形容が相応しい、本当に “ただ者では無い” という実感の様な感慨がありまして。
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PS:此の続きは14日(金)に本記事の追記でUPします。
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≪2021.5.14 追記≫
意外に思われるかも知れないが,「ターミネーター」シリーズと非SFの「タイタニック」とはキャメロンの中で太く繋がっているらしい・・・というのも、キャメロン監督は「タイタニック」公開時のインタビューに対して・・・
《タイタニックの造船技術は当時の最先端で、史上最高の(テクノロジーによる)船に乗っているという驕りが事故に直結した。あの惨事は人間の慢心が招いた人災だった》
・・・という様なコメントで応えていて、確かに「ターミネーター2」「タイタニック」両作には共通して対象の開発者(設計者)が重要なポイントとして描かれている。
「ヴィクター・ガーバー」が演じた実際のタイタニック号の設計部門部長=「トーマス・アンドリュース」は、実名で劇中にも登場する人物なのだが、此の御方は処女航海にも乗船しており、1912年4月14日(日)船が氷山に激突して沈没した際(自身の責任を強く感じてなのだろう)船体が沈むのと運命を共にしたソウなので。
劇中ではローズに『船の沈没は避けられない』〜と、いち早く救命ボートで逃げる事を薦めるシーンがあったり、定員に満たない内に救命ボートを出してしまう乗組員を注意したりと、最期まで人命重視の姿勢を崩さなかった人物として(劇中では)描かれている。
☆
↑ で先端テクノロジーとは書いたが、此れは(あくまで)“当時の” という注釈付きなのだが。
映画を見ていると氷山のある海域を(警戒を怠って?)せっせと突っ切ろうとしているので,(此の辺りの描写が史実通りだとすると)設計者の想定以上(?)の舵取りをしている様にも見え、恐らく先のキャメロン談話は此の点を主に言っているのかナ?とも思うが。
要は『図体が大きいから絶対に大丈夫!』・・・〜と、映画演出の(?)一元的にはタイタニック・船長の判断ミスを直截的な事故の要因(?)としてはいるのだが、只、キャメロン脚本の映画「タイタニック」における制作意図、本音としては(かなり)広義に捉え『人間の驕り』と、タイタニック号の様な計画自体を “現代テクノロジー史” に連なる一篇として解釈している様にも見受けられる。
☆
映画の序盤と終盤を『現代』=“リアルタイム” (*映画を観ている側にとっての現在進行の軸という意味) と『1912年』との両軸を舞台にしているというのも,『タイタニック号・沈没事故』(Sinking of The RMS Titanic) を大きなメタファーとして、現代の現実社会を暗に示唆し(意図的に重ね)構成しておる訳で、此の辺の作りとしては「ターミネーター」シリーズと構造的にも非常によく似ている。
「ターミネーター2」では「ジョー・モートン」演じるサイバーダイン社の特殊開発部部長=「マイルズ・ダイソン」がガーバー氏と同位置のキャラクターとして登場するが・・・其方の話は後日に。
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PS:此の続きは21日(金)に本記事の追記でUPします。
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≪2021.5.21 追記≫
・・・と、此のまま「ターミネーター2」話に突入しようとも(?)考えていたのですが、書き出すと恐らくは長くなり、まず字数制限に引っ掛かるので(スペースに限りがあり)此処で止めておきます(^^;)。(此の記事は第14回・ウェブアワード受賞作の解説で書いておりまして)
「ターミネーター2」は第3回の “シリーズ映画” がテーマの時に続編物の代表でグランプリを獲っていますが、今回は関係無いので。↓
《Page》 参照7⇒ 【
https://www.mmjp.or.jp/gigas/frontier/movie-award2011.htm#9 】
今年は昨年に引き続き年2回アワードを開催予定(今の処は)なので、7〜8月に予定している第15回でも「ターミネーター2」が絡むか(?)・・・というテーマを(今の処)予定していますので、此の続きは其の際の解説記事で再び触れようかと。
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以前から記事最下部に貼っておいた ↓ 動画ですが、此れはキャメロン監督が24歳のアマチュア時代に自主制作(制作費は約2万ドルと云われている・・・此れは今の円の価値で約390万円)で撮った35o・SF短編『ゼノジェネシス (Xenogenesis)』('78) のフルVer.。
タイトルの『ゼノジェネシス』とは・・・動物、植物 etc 生物の生存環境において、異なる形態に交互となる『異種形成』という意味なんだソウですが・・・
劇中の注目処ですが、登場する二体のロボットはモデルアニメーションで動きが付けられており、やはり此処はハリーハウゼンの熱狂的なファン ⇒『好きが高じて』という感じが凄ーーーくよく出ている、初々しい趣味の世界が全開の(ハリーハウゼン好きとっては?)嬉し(恥ずかし?)の好篇と成っていますケド。
キャメロンは此の自主制作映画&初監督の『Xenogenesis』を撮り、名刺代わりにして ↑ ≪2021.5.10 追記≫ で触れた「宇宙の7人」を制作する事と成る (ロジャー・コーマン主宰の)『ニュー・ワールド・ピクチャーズ』に入社するのだから、氏の後々の大活躍を考えると、映画界にとって重要で貴重な作品でもあるかと。
本篇前に披露されているイラストもキャメロン自身の手によるモノで、本当はイラストのバックに物語の序章を告げるナレーションが入っておったのだが(*此の動画では何故か?其の個所の音声が消されている)・・・まぁ、消されたナレーションの内容を要約すると,「ターミネーター」シリーズの原型とも云えるストーリー展開が予定されていた様だ。(本作は未完で、続編は制作されていない)
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PS:此の続きは23日(日)に本記事の追記でUPします。
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≪2021.5.23 追記≫
本日事情で追記が出来ず、明日24日(月)に又来ます。
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≪2021.5.24 追記≫
『ハリーハウゼン評』として今回のアワード&記事の趣旨と一番合っている(?)と思われるコメントを出しているのは (あの)「テリー・ギリアム」で・・・
《今ではデジタル技術を用いCGで如何様にも作れるが、ハリーハウゼンはコンピューターが全く無い時代からデジタル的に映画を作っていた》
・・・此のギリアム監督の (モデルアニメーションにおける)『コマ撮り』(*コマ撮り撮影に関しては ↑ ≪2021.4.15 追記≫ でも若干説明) を現在の “デジタル” に喩えた言い回しは秀逸で、今やSF、ファンタジー物以外でも多用されているCGは、ハリーハウゼンが大きく広めた “ダイナメーション”(Dynamation) 方式=コマ撮りの人形アニメ ✖ 実写の俳優 etc との合成をルーツに発展した・・・という解釈が含まれたコメントでもあり。
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「ゴジラ」映画の生みの親で日本特撮映画界の創始者=「円谷英二」も当初、1954年制作のゴジラ・一作目は (既に世界中で大ヒットしていた)「キングコング」に倣い、モデルアニメーションの手法をメインに制作する方向で構想していたのだが、当時・日本にはモデルアニメ専門のアニメーターの人材が無いに等しく、一から体制を作るとなると相当な難航が予想された。
其処で円谷監督は『人形アニメでG作品(*当時・初代ゴジラの企画は極秘裏で進められていて,『G作品』とコードネーム風に呼ばれていた)を遣るとなれば7年は掛かるが、着ぐるみなら3ヶ月で済む』と、企画時の基本プランを取り止める事を決断。此の判断が(結果的には)日本の特撮映画における大きな分かれ道となり、今でも日本国内では特撮映画における怪獣物 etc の基本は “着ぐるみ” 仕様で落ち着いている・・・と(大まかには)そういう訳で。
ハリーハウゼンは(師匠のオブライエンに倣い?)特撮技術に着ぐるみを使用する手法に対しては大分否定的で、只、1964年に特撮を担当した映画「 H・G・ウェルズのSF月世界探検」では一部・劇中に着ぐるみのキャラクターが登場スルのだが、後に『あれはスケジュール(&予算)の都合で着ぐるみを使用するしかなかった』〜と後年(言わなくてもイイのに?)あえて発言してしまったり、他にも公けに自分から『非着ぐるみ』を唱えておった位なので、此のハリーハウゼン流に徹底した(職人的に)頑なな姿勢が「スター・ウォーズ」「ジュラシック・パーク&ワールド」シリーズ etc 多くのハリウッド映画に脈々と ⇒(相当な部分)引き継がれているのは想像に難くない。
此の様に技術=テクノロジーの発展は同時発祥というモノでは無く、各国・地域で傾向、進化の方向、スピードが異なるものなので・・・
↑ で触れたギリアム監督のコメント通り、海外(特に米で)でCG技術が(急速に)発展した一つの要因は『ハリーハウゼン映画にある』(?) と、“ハリーハウゼン&モデルアニメーションの存在が大きかった” 〜としても云い過ぎではないのかも知れない。
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PS:此の続きは29日(土)に本記事の追記でUPします。
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≪2021.5.29 追記≫
昨日28日(金)東京や大阪、兵庫など9都道府県において緊急事態宣言が来月6月20日(日)まで延長される事が決まり、↑ ≪2021.5.5 追記≫ 〜 ≪2021.5.6 追記≫ に『こりゃ、ドウモ5月中には収まりそうもないネ』〜という様な方向で書いていたら、本当にその通りになってしまったという・・・
此処のサイトとしては31日(月)には1日早くTOPを6月仕様に切り替え、此の記事も字数制限ギリギリで『同時に終了』と考えていたのだが。
≪2021.5.5 追記≫ には『20世紀名画』リストについても触れていたのだが(此の状況下という事もあって?)まだまだ反響が続いていまして・・・
『20世紀名画』は現在あともう少しで『1500』の処まで来ており、此方の企画も1500を一区切りに一旦終了を予定していたのですが,『もう少し続けるか?』っと、好評(?)につき(此方は)暫く継続する事にしました。
今時は他であまり遣っていない企画なのかナ?という気もしていますケド、出来たら次は『3000』までを目標に???と、その次は『5000』〜『10000』とキリがないので、必ずいつかは止めますが!(^^;)。
『20世紀名画』は旧作のファンだけでなく、ビギナーの方にも関心がある方が多いみたいなので、古きを温ねて新しきを知る = “温故知新” という事で、此の企画にとっては今が(たまたま)いいタイミングだったのか?。
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≪2021.5.31 追記≫
本日TOP(『参照5』)を6月仕様に更新しました。
明日6月1日(火)に本記事の最終追記をします。
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≪2021.6.1 追記≫
↑ ≪2021.5.29 追記≫ に『20世紀名画』の事を書いたら、読んだ方から昨日此処の事務所に複数電話があって、随分長く話しましたが(^^;)。
昨日6月仕様に更新したTOPでは先月から「ロッキー」シリーズ('76〜) を『ホットフォト』etc で連載しておるし、2021・前期グランプリは「SW/シスの復讐」&「ジュラシック・パーク&ワールド」の両超ド級・SF作品という事で、傍から見ていると随分派手(?)に映っている???らしいのだが・・・
当初からバッチリ意識していた方は、ソウ多く(?)無いとも思うのだが,「ロッキー」一作目の公開年は1976年で,「SW」一作目の公開年は一年後の1977年だから、両ブームが起こった年代としては実にコインの裏表の間柄で(両作共に映画オリジナル脚本による、映画メディアを超えた存在という意味で)双方・同時代の象徴的なアイコン(偶像)であり・・・まぁ、両作が全く異なる性質に見られているのは,(見た目が全く異なるので)当然の事だと思うが。
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・・・という訳で、今の時期TOPで「ロッキー」特集を遣っているというのも、今回のアワード(*2005年の「シスの復讐」はルーカスが主導したSWシリーズの最終作で、スピンオフを除く「ロッキー」シリーズの最終作は2006年の「ロッキー・ザ・ファイナル」と、終着も一年違い)〜と時間軸の相関関係(因果関係?)がある!(?)と(ジャンル的にはSFとスポーツ映画ですが)全くの無関係という仲では無く、あえてズバリ云うなら “腹違いの兄弟” の様な続柄という・・・と、繰り返す様ですがソロソロ字数制限が来ましたので、此処で終了!という事で(^^;)・・・
ソウソウ、以前から記事最下部で貼っていた ↓ 動画ですが(実は)此れは≪2021.5.24 追記≫ で触れたテリー・ギリアムと関係がありまして・・・(ギリアム監督については記事冒頭の ↑『参照1』頁内 ≪2021.2.19 追記≫ で挙げた「未来世紀ブラジル」('85) でも “レトロ・フューチャーについて” という事で触れています)
此のギリアム監督とハリーハウゼンの関係については ↑ ≪2021.5.21 追記≫ でも書いた様に今年7〜8月に予定している2021・後期アワード発表時に触れたいと。
それでは・・・長文最後まで読んで頂き有難うございました。
最新の記事は今週中に隣の『エンタメ』頁でUP予定です。↓
《Page》 参照8⇒ 【
https://gold.ap.teacup.com/frontier/ 】
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<2021.4.12・アイアーサ フロンティア/i ARTHA FRONTIER>
<ジャパンギガスJG/JAPAN GIGAS>(マリコ)
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