自分は新しく人間関係を作るのは得意な方だと思う。
だが、その人間関係を長らく良い方向で継続させる事は、逆に苦手だとも最近思う…
先日高校吹奏楽部の大事な、大事な仲間らとの交流会があった。
その時に気付いた…本当はもっと早く気付くべきであったのに。
元来の深い友人らとは、実に楽しい時間を過ごさせてもらった。日ごろの疲れも吹っ飛ぶ、非常に楽しい時間だった。
しかし、どうも自分にはおかしな雰囲気が纏わり付く…悪友がふざけて面白おかしく自分の名前を出すが、反応は薄く…もとい、殆ど無く、進んで話し掛けようとする者もいない。
気が付けば、一人淋しくソフトドリンクをちびちびと飲んでいる時間が増えていた。
これもこの時に気付いたことだが、どうにも自分は高校時代の人間、それもその時期にしか接触があまりない人間と対面すると、どこかで萎縮し、なんかしらの力で様々な行動にブレーキがかかるようだ。
饒舌多弁な口も動かず、鋭敏厳猜の眼光は光を失い、怒り肩も撫で肩、天を仰がんばかりの胸の張り様も、地面と向かうばかり…
向こうの態度も理由は分かる、自分は自分の功績軌跡云々を自ら語る程自己顕示欲は無い。音楽から少々遠ざかった人には風の噂が行き渡ることも無く…自分の事をは過去の、一心不乱、真面目であるも自信と技量知識不足の愚かな人間としか見られないのだ。
それを覆せ無い自分の何と憐れ、無力なものか…
二次会へ行く皆を見送り、一人、自己の恥部を見直しつつ部屋で飲んだ。
過去は変えられぬ。
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