ホルン等の楽器に限らず、人が何らかの技術を用いて結果をなそう、という事柄に於いて、名手(時には名人とも)と呼ばれる人が存在する。
ホルンの場合、その機能と特質、音色音感その他に広く分野が別れる為、多くの『名手』が存在する。
『ホルンの神』として名高く、おそらく今日の(アマチュア)ホルン奏者、学生が最高の奏者として名を挙げられる『デニス・ブレイン』。
彼はホルン奏者の名家に生まれ、そんな中でも飛び抜けた存在、サラブレッド。
若くして交通事故でこの世を去らなければ、ホルンの歴史はもう何転かしていたやも…と語り継がれ、惜しまれる。
『ビロードの響き』の持ち主として尊敬され、その優しくも繊細な音色は多くの聴者を魅了してやまぬ『ペーター・ダム』
『ホルン録音の先駆者』、数多くの録音、名演を残し、彼のレコードでホルンの道を志した奏者は非常に多い『ヘルマン・バウマン』
『ホルンの紳士』として知られ、抜群の技量と感性、パワーを兼ね備えた王室一等騎士勲章まで授与された『バリー・タックウェル』
『ファーカス先生』の名で知られ、一線で活躍するプレイヤーでありながら、非常に優秀な音楽学者、指導者、教師であり、ホルン業界の活性化に多大な貢献をした『フィリップ・ファーカス』
『チェコホルンの魂の現れ』と称された『ズェデニック・ティルシャル』は強靭極まりない唇の持ち主であり、バロックホルンの演奏の実現により、ホルンの歴史理解に大きく貢献した。
そして、数多の屈指のホルンプレイヤーと共演していたにも関わらず、一貫して『チバはまだか。チバのホルンが聴きたい』とあの『帝王カラヤン』に言わしめた『日本ホルンの第一人者であり歴史そのもの』、現東京芸術大学で穴の開いたホルンで練習していたというエピソードはあまりにも有名な『千葉馨』
…他にもディビット・パイアット、ギュンター・ヘーグナー、ゲルト・ザイフェルト、ウォルフガング・ガーグ、レナード・サンソーンス、ファーカシー・クーシンズなどなど…まだまだ名手が存在する。
『その他大勢』とするのは申し訳なさすぎる程の名手。その他エピソードも一筆には表しにくい。
いつか細かく話をしたいものだ。
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