オーケストラその他数多くの分野にて活動するホルン吹きのブログ。
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2005/7/31
朝から晩にかけてマーチング、オーケストラ、吹奏楽、三つの全く異なる音楽の場で時を過ごしました。
三者にはそれぞれの特徴があり、それぞれの楽しさ、感動が存在します。そのどれにも参加できている自分がすごく幸せでたまりません。
今回は、その三つの楽しみの最後の一つ、「管弦楽」についての記述です。
「管弦楽」というと、なんだ?と思う方もおられるかも知れませんが、「オーケストラ」といえば誰もがイメージできると思います。そう、ヴァイオリン奏者が沢山いて、楽器奏者は真っ黒な服を着て、目立つところに指揮者がいて、大きく体を振りかざして指揮をする…あれです。
一昔前、『生まれ変わったらつきたい職業』に、野球選手、飛行機の操縦士、と並んでオーケストラの指揮者、がランクインしていたことを思い出します。そこまで憧れるのでしょう。細い棒一本で百名近い人間を自由自在に操り、怒鳴り声を上げ、人々を萎縮させ思った通りの演奏をさせる…今では失われつつある絶対君主的、絶対父性的ともいえる風貌雰囲気に憧れるのでしょ。(実際そんなことは無いのです。棒を振っては年上の団員に『振り方がなってない』としかられ、演奏者にはやっかまれ、自分の思った通りの演奏を強いろうとするとほぼ全員にそっぽを向かれるは…とほほ。)
話がそれました。オーケストラとは、先日のべた吹奏楽の管、打楽器に加え(サキソフォンはあまり使われず、各々の楽器の本数などは違いが起きますが)、ヴァイオリンやコントラバスなどの、四種の弦楽器を加えたものです。
人数は20人ほどの小編成から、百人を超える大編成(千人による演奏を求める曲もありますがそれは超規格外でしょう)まで、曲により使われる楽器の本数、人数はころころ変わります。
ベートーヴェンの『ジャジャジャジャーン!』で有名な『運命』に代表される交響曲や器楽曲(楽器だけでの曲)の他にも、『オペラ』という、歌主体の劇の伴奏をやるかと思えば、映画やドラマのバックで流れる曲は実はオーケストラの演奏であったりします。
そのように「いろんな音楽をオーケストラはやっているんだなぁ」と思っていただくだけでも非常に嬉しいのですが、ここは一つ、是非!オーケストラによるクラシックの演奏興味を持っていただきたく思います。
皆さまの都道府県、お近くに『○○交響楽団』とか、『○○フィルハーモニー』だとか、『○○管弦楽団』といったプロのオーケストラというものがあることと思います。
このプロのオーケストラというもの、実はものすごい人たちの集まりだと知っていましたか!?
何十人もいる団員、その一人一人が、たとえばどこかのアマチュア楽団でゲストとして招かれて演奏会を開いたとしたら、その演奏会は文句なしに満員御礼、拍手喝采が起こるほどの実力者なのです。言うなれば、駅前でたった一人で駅前で楽器演奏をしたら楽器ケースにお金がざくざく入ってきます。いや、ホントに。
そんな方々が一堂に集まって一つの曲を長い時間をかけて作り上げる…なんて贅沢な話なんでしょう!言うなれば、それぞれの道を極めた料理人が何人も集まって、たった一つの皿の上に、ある料理を作り上げるようなものです。
そんなオーケストラ。どうです、すごい!と素直に感じませんか?
興味を持たれましたら是非オーケストラの曲を聴いてみてはいかがでしょうか?最近はCD業界でもクラシックのブームがあるようで、短めの作品を沢山集めたCDが千円そこらで販売されています。
それで、ある曲が好きになったら、その曲を耳に覚えて本物のオーケストラの演奏を生で聞いてみたり、ちょっと高めのCDを買ってみたり…。きっとものすごい財産になると思います。
そんなオーケストラが自分は大好きです。小さい頃からの夢だったオーケストラに、今では下手ながら、だましだましでなんとか活動しています。自分は幸せ者です。
これを期に、クラシックを聴いてみてはどうでしょうか?

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