オレは12月〜3月まで続く各種のイベントの中で、正月くらいしか重視してない。
どちらかというと
Generation Xにしては日本の伝統文化を重んじてるタイプだと思う。
つまり、クリスマスとバレンタインみたいな
安っぽい商業的なイベントは好きくない。
これらのイベントで気になってるのは、明らかに「勝ち組」と「負け組」に、天下を二分してませんか?ってこと。
今日もさ会社の食堂で夕食をとってたときの話題といえば、昨日のバレンタインの過ごし方なわけですわ。
まぁ、恋人や配偶者がいるならネタはあるだろうけど、そうじゃない人にはダルい話だと思うんだよね。
100歩譲ってクリスマスはありとしよう。
基本的に家族や友人たちと過ごすというのがメインみたいだし、恋人がいなくても友達と過ごせばそれなりに満喫できるイベントだから。
しかし、バレンタインで「チョコを女性から男性へ贈る」っていうのは、もう逃げようがない。
もてない男にしてみれば、目を瞑り、耳を塞いで、一日が過ぎ去ることを祈るのみだ。
しかもこの風習は日本でしかやってないんだぜ?
本場のキリスト教を文化背景としてもつ西欧諸国では全く意味がねーつーこと。
お菓子メーカーからみれば「してやったり」とニンマリしているところだろうが、大半の独身男性は、チョコレート工場を爆破してやろうと思っているに違いない。
お菓子メーカーは、罪のない人々を潜在的テロリストに仕立て上げていることに、責任を負わなければならないはずだ。
お菓子メーカーが、この不況下に、どうしてもチョコレートを消費させたいと思うのなら、クリスマスでのケーキと同じように、「お父さんが家族へチョコレートを買っていく日」と定めてはいかがであろうか?
ところで、もうひとつ気になっていることがある。
「
極東ブログ チョコレートは女性の媚薬」を読んで欲しい。
ここに書かれている論文は、因果があるかないかを解析せずに、ある限られた母集団で集めたデータを切ったり貼ったりしただけにすぎないものだが、そこは目をつぶろうと思う。
「
チョコレートは性欲を高める」というフレーズが使えるね。
メカニズムが明らかになっていない以上、これは「タバコを吸いすぎると肺ガンになりやすい」という経験則と同等のレベルを脱しきれないところがポイントだ。
タバコにも書いてあるでしょ。
「あなたの健康を損なうおそれがありますので吸いすぎに注意しましょう」
同様に、これからはチョコレートの箱にも下記のように記載すべきだ。
「
あなたの性欲を掻き立てるおそれがありますので食べすぎに注意しましょう」
そうすると、女性の、特に10代の若年層の、チョコレート購買欲が落ちると思うんだよ。
とはいうものの、美味ではあるので、人目のつかない範囲で楽しむんだろうね。
少なくとも恥ずかしげもなく開けっぴろげに男性にチョコを渡すなんていうクダラナイ風習はなくなるだろう。
オレは、自分がもてないことを悲観してバレンタインを批判しているわけじゃなく、あまりにもクリスマスやバレンタインが商業的な目的のために安っぽく扱われていることに嫌気がさしているのだ。
嬉しがっている奴等は企業のための傀儡でしかなく、もうダサすぎて反吐が出るほど嫌悪感を感じる。

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