JR東海が、次世代新幹線リニアモーターカーのL0系を発表しました。
カモノハシのようにくちばしが伸びていて、空気抵抗を少なくしています。
また、先頭には運転席の窓がなく、まるで目が退化した深海の生物のような異様な姿です。
客席には窓がありますが、全線の85パーセントがトンネルなので、景色を眺める余裕はありません。
乗車したら、まるでタイムトラベルをするアトラクションのようでもあり、私は少し恐怖心を感じてしまいそうです。
全線の建設費用は9兆円と莫大で、今の新幹線に満足できない日本という国が、不思議に思えて仕方ありません。
莫大な借金を抱えている国としては、もっと他に使い道があるのではないでしょうか。
来年から工事が始まり、14年後には東京-名古屋間が開通するそうです。
将来は北から南までリニア網が広がると思いますが、飛行機ではダメなのでしょうか?
「狭い日本、そんなに急いで、金を使ってどこへ行く?」の心境です。
時間をお金で買うほど日本人は忙しいのか、はたまたせっかちなのか、あるいはミーハーなのか、よく分かりません。
名古屋に着いた乗客が「早かったね」と言いながら、豪華なモーニングセットを時間をかけて昼頃まで食べている様子が目に浮かびます。
まあ、それもありかな。