先日、宿泊予約サイトの会社の方エヌ氏にお越しいただきました。
部屋の提供をしないでおくと、時々お客様から「登録してくださいよ」と言われます。
実は、道しるべは小さな宿なので、団体などの貸し切りの利用が結構あります。
予約サイトから予約が入ってしまうと、団体が取れないことが起きるため、躊躇しています。
さて、エヌ氏によれば、利用数は毎年急激に増えているとのことです。
いちいち宿に電話をしなくてもネットで簡単に料金を調べられるし、予約もできます。
また、キャンセルも「申し訳ありませんが。。。」などと宿の人に謝る必要もなく、クリックするだけ。
私も旅に出る時には「料金が安い順」で検索したり、「禁煙」や「駐車場無料」などこだわりの条件設定を選んだりします。
現在、高級旅館やホテルでは、旅行代理店に支払う手数料は、20〜25%です。
特に沖縄の修学旅行争奪戦は熾烈で、通常料金から割り引いて、しかも手数料を払うそうですから、驚きです。
学校単位で契約すれば、1晩で300万円も入るわけですから、値段なんか気にしていられないわけですね。
生徒を監視するために全館に監視カメラを設置するのが当たり前なのだそうな。
さて現在は、ホテルの営業マンがいちいち旅行代理店巡りをするのではなく、予約サイトは一気に全国のユーザーに宣伝することが出来て、しかも手数料は8〜10%と格安なので、一人勝ちだそうです。
確かに、昔は駅などに置いてある「ダイナミック北海道」とか「休日の沖縄」などのパンフレットを見たものですが、最近は減ってきたように思います。
また、数十万円もの広告費を出して、雑誌などに掲載する宿も減ってきたそうです。
確かに、広告は一時的な効果はありますが、長続きしませんから。
また、予約サイトの上手な取り扱い方法も教えていただきました。
宿泊プランにお客様を引きつける「魔法の言葉」をいかに上手に掲載するか、がポイントなのだそうです。
偽装やウソの無いように注意して、皆さん趣向を凝らしているわけですね。
また、お客さんがビックリするようなプランや料金設定にすると、それだけで効果抜群だそうです。
料金を安くするのはそれ自体はどの宿も避けたいものですが、一度利用してもらえば、100人に一人くらいはリピーターになってくれる可能性もある、というお話でした。
確かに、広告宣伝費だと思えば、安いものです。
さて、先日からお遍路さん向けの楽天トラベルを登録しましたが、人の意見にすぐ感動する私は、10周年を記念して「びっくりプラン」を始めることにしました。
「現金決済特典!JR青春18きっぷとJR四国パースデイきっぷ特別割引プラン」で、1泊1500円です。
ただし、チェックインは午後6時30分から最終列車までで、駅までの送迎もしますが、当日使用した切符があることが条件です。
これは儲けは無いので、単にお遊びに終わるかもしれませんが、好評だったら続けたいと思います。
皆さんも、よろしければ是非ご利用ください。
「みなさ〜ん、春の四国は美味しいですよ〜」
楽天トラベル 道しるべ
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/27826/27826.html