宿の業務をしていて、以前から頭を悩ませているのが、GWやお盆など繁忙期の直前キャンセル。
子供が風邪をひいたとか、急用ができたなどその理由は様々で、それは仕方のないことなのですが。
しかし、3ヶ月も前に予約しておいて前日のキャンセルであれば、どれだけ多くの他のお客様のご予約をお断りしたか、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
特にじゃらんや楽天トラベルなどの宿泊予約サイトは、気軽に予約やキャンセルができることから、予約→キャンセル→予約→キャンセル→予約→キャンセルの繰り返しで、宿泊予約簿が横線ばかりになるため、その日のものを新たに作り直すことも。
部屋出しをしているのは宣伝の意味もあるので仕方ないよね、と納得することにしています。
道しるべでもこのGWは4月上旬に一旦満室になりましたが、キャンセルが出尽くし、そしてまた予約が入って満室になる、という状況です。
そして、本当にお越しいただけるお客様の予約が残ります。
そこで、ある宿の方から聞いた方法なのですが、繁忙期の満室になることが予めわかっている日は、宿泊予約サイトに部屋出しもしないし、電話での予約もとらない、というお話でした。
そして、一週間前から予約を始めれば、そのお客さんはキャンセルをしない確率がかなり高いそうです。
勇気が必要ですが。
予約サイトで、宿が定めた繁忙期に関しては、50%の予約金をいただき、キャンセルの場合にはその中からキャンセル料を払ってもらうシステムであれば、全室予約サイトに部屋出しをするのですが。
気軽にキャンセル出来るシステムと気軽にキャンセルして欲しくない宿の思惑が正反対なので、それは実現しないと思っています。
難しい問題です。