昔、携帯電話を買う時、ソフトバンクは強すぎて嫌いなので避けました。
野球の話です。
今年の日本シリーズ、ソフトバンク対読売が始まりました。
試合中にテレビを時折見ましたが、ソフトバンクの強さは明らかでした。
2試合が終わり、ソフトバンクは5-1、13-2で連勝しました。
タイガースの奇抜で伝統的な戦法「満塁で無得点」に慣れている私は、第二戦の15安打で13点のソフトバンクには驚きました。
昔、西武ライオンズの全盛時代には、確か一塁ランナーの秋山が、打者のセンター前ヒットでホームインしたことがありました。
「え〜〜っ!」
これには野球の常識が覆るほど驚きました。
また、私にとっては読売もソフトバンクも知らない選手ばかりでした。
知らない選手が集まって日本シリーズをしていても、頑固オヤジの私は興味は湧きません。
それを私と多くの国民が興味深くするにはどうすれば良いのか、そのことばかり考えていました。
そしてタイムリーを誰かが打った時に「やはり1リーグ制しかない」と思ったのでした。
以前にも何度か書きましたが、Jリーグは最終戦まで面白くてスタジアムも混雑しているのに、プロ野球はと言うと春先には優勝を諦めたチームの何と多いことか。
そして秋風が吹く頃には閑古鳥が鳴いています。
それは、単にシステムの間違いでしょう。
当然ですが、チーム数が多いJリーグは優勝争いは熾烈になります。
しかし、プロ野球はチーム数が少ないため開幕直後には実力が出てしまい、大きく離されてしまいます。
今年は読売が勝手に独走したようですが、ソフトバンク相手だとエースを立てても子供の手を捻るように完敗するのです。
それなら、リーグ戦でも読売対ソフトバンクを観たいと思いませんか?
セリーグのファンならパリーグの選手を知る絶好の機会だし、今まで観戦に行くことのなかった球場にも贔屓のチームが遠征すれば訪れるかもしれません。
私事で恐縮ですが、私は12球団の本拠地どころかタイガースが行く先は、毎年チェックして出掛けています。
那覇、倉敷、岡山、富山など、いわゆる「追っかけ」です。
その追っかけには大変な労力が必要です。
まずその球場で見たい席のチケットを入手することから始まり、宿の手配、交通手段、B級グルメのチェックなど、調べ始めるとそれはキリがありません。
しかも宿の仕事なので、その日の前後は休館にして告知しなければなりません。
チケットが取れないと、それだけでアウトです。
宿もチェックインが夜遅くなることも考えられるため、2時間遅れてノー証にされないように連絡が必要です。
そんな中、はるばる行った楽天の宮城スタジアムや金沢での試合が雨で流れた時は、せめて選手が泊まってるホテルに立ち寄るか、なんて考えたものです。
行かなかったですが。
聞くところによれば、理由はわかりませんが、プロ野球の選手会が1リーグ制に反対しているそうです。
面白くなって観客も増えると年俸も上がるかもしれないのに、残念な話です。
タイガースが千葉や福岡、仙台や札幌へ行くと思うと、ワクワクします。
どうせ負けるに決まっているとしても、心弾みます。
数年前に交流戦が始まった時は、歓喜しました。
現状では、セリーグのチームは東京から北に行くことは基本的にありません。
だから、秋田の試合などが組まれると勝手に心が弾んでいますが、GWや夏休みなら私が行けないので、それはもうガッカリです。
そして現状を変えることなく、Jリーグのように複数のチーム数にしておけば全く問題ありません。
試合数が増えることを選手会は嫌っているのだと思いますが、それか彼らの仕事です。
そんなことは承知の上でプロの世界に飛び込んだと思うのです。
コロナが終息して春に開幕出来るのならば、1チーム132試合が丁度良いと思います。
そして、勝率で順位を決めるより勝ち点方式に改めるべきです。
勝率なら無理に勝とうとしないで引き分けを狙うチームがあると思うので、勝ち点なら最終段階で優勝がハッキリするし、謎のマジックも子供でもわかりやすくなります。
引き分け狙いが面白い、と言う人もいるかもしれませんが。
まだまだ書き始めるとドラフト制度のデメリットやトレードのことについても沢山愚痴があるのですが、それはまた次の機会にします。
とにかく来年こそは、春に開幕出来るように祈るばかりです。