そりゃあったほうが良いに決まっています。
無いと困る場合もあるので。
でもそれは比較的大きな駅の話で、JR北海道でも四国でも、乗降客の少ない小さな無人駅だとトイレ掃除が駅の維持管理にネックになっていると思われます。
近くに住んでいる人が花壇に花を植えたり掃除をしてくれれば良いのですが、それを委託するのは無理があります。
それならばトイレが無い駅舎でも仕方ないと考えるのは自然です。
しかし、人間は食べるのは長時間でも我慢出来ますが、排泄は長時間我慢出来ません。
先日、徳島線の府中(こう)駅にお遍路さんをお迎えに行きました。
その時は古い木造の駅舎が工事中で、
「改築工事をするのかな?」
と思っていましたが、実は駅舎の撤去でした。
そして簡素な新しい駅舎が設置されたそうです。
JR東日本では、駅の時計も撤去が進んでいるそうです。
私が駅に行くと、まず時間と列車の出発時刻を確認するのが長い放浪生活で身に付いています。
誰でもそうだと思います。
その時計を撤去するという話には驚きました。
そういう時代なのです。
また、今までの経験から駅にトイレが無かった記憶はありません。
道しるべの近くにある板野駅や阿波川端駅、阿波大宮駅にもトイレはあります。
トイレが無いと困るのは住民もそうですが、四国を巡礼するお遍路さんは大変です。
府中駅は第16番観音寺や17番井戸寺も近く、トイレに立ち寄るお遍路さんも多いと思います。
近くに大きなスーパーがあるので日中は大丈夫ですが、そこまで歩かねばならず少し不便です。
予土線など列車内にトイレ設備がない路線では、待ち時間の間にトイレに駆け込み、何度助けてもらった事でしょう。
でも駅のトイレは、かなり不潔です。
使うのを躊躇した女性の話なども聞きます。
駅舎のトイレを無くすのなら、列車内には全てトイレを設置するべきです。
乗客は列車に乗るために駅を利用するので、そのくらいなら我慢できるでしょう。
今はコンビニとかスーパー、小売店にもトイレは設置されていて、私もよくお世話になっています。
近くにコンビニがあれば良いのですが、北海道のような大平原なら困ります。
乗降客は少ないと思うので、男なら立ちションで済ませられますが、ふと隣を見るとクマさんが並んでたりして。
徳島ではそれを「阿波の連れションベン」と言います。
汚い話で失礼しました。
JRがサービスの一環と考えるのであれば、私は「トイレ必要派」です。
そして駅舎のトイレを廃止することは、対応策を考えてもう少し検討する必要があると思います。