私は本屋にはよく足を運ぶ方だと思いますが、それ以上に「ブックオフ」も好きです。
特に廃刊になった興味のある古い書籍を見つけると、宝物を発見したような気分になります。
先日、ブックオフ藍住店で、94年版「天声人語」を発見しました。
関西国際空港が開港したのがこの時期ですし、韓国で橋が落ちた事件、大江健三郎氏ノーベル賞受賞などの記事が並んでいます。
その中に、「サンマを炭火で食べる会」というのが気になりました。
横浜で千人を集めて、サンマを炭火で焼いて食べたイベントが実施されたそうです。
今、まさに親潮に乗って脂ののったサンマが太平洋を南下する時期で、スーパーでは1匹48円とか結構安い値段で売られています。
サンマ好きにはたまらない季節です。
昔から「目黒のサンマ」の落語は有名ですが、都会ではサンマを炭火で焼くこと自体、とても贅沢なことになったのかもしれません。
「ジュー、ジュー」と脂が落ちて燃え上がり、香ばしいサンマの焼ける煙が漂い、たっぷりの大根に醤油をかけて、徳島県民ならスダチを絞り、と言うところでしょうか。
以前、お客さんに「何かイベントをしようと思うのですが、何が良いと思いますか」と質問をしたところ、「サンマを炭火で焼いて、外で食べたい」という答えが返ってきました。
今年はもう間に合わないかもしれませんが、「サンマを炭火で食べる会」というイベントを計画しても面白いかもしれません。
外にご飯やビールを持ち出して、炭火で好きなだけサンマを焼いてみんなで食べると、実に美味しいことでしょう。
計画実現に向けて、前向きに検討してみたいと思います。
その時は、くーちゃんとまおちゃんも会に入れてあげれば、さぞ喜ぶことでしょう。