まずは 第3回グランドファンク飛騨 その1 を読んでね。
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実はソバを食べた夕顔の駅は山吹峠の登り口付近、でことは食後即峠アタック!
この山吹峠(山之村側)は実に絶妙な勾配が延々続く、一見グイグイ行けそうだけど確実に足を奪って行かれる、いつの間にか心拍数は上がり、頂上間近ではヘタレサイクリスト一丁できあがりって事になっている。
もっと時期が早ければ牧場にたむろする牛や馬に心を癒やされながらの登坂になるが、落ち葉を舞上げる強い風とのランデブーは心底遠慮したい。

頂上といっても味も素っ気もない大規模林道、最近の新しい峠は旧峠と比べてとても寂しく感じる。
山吹峠は本日一番の大下り、いままで苦労して稼いだ標高を双六渓谷に向けて一気に放出、ちなみに山吹峠を双六渓谷側から上るルートは飛騨のロード乗りから飛騨3大激坂の一角として恐れられている。
なかなかテクニカルなコーナーが連続して楽しいが油断は禁物、時折コーナー頂点にグレーチングがあったりハシの継ぎ目があったり・・・・実は思ったほど安心して下れないのだ。
しかし、この難度が高い下りを峯尾氏はガンガンと攻めてく。

いきなり15%のくだりだよ〜ん
それにしても北アルプスに雪を舞わせたこの風が冷たくてつらい、それでもコーナーを回るたびにだんだん空気の密度が増し、ほほを切る風にぬくもりが感じることができる。
眼下に双六渓谷を望み、淡いブルーに透き通った金木戸川へ飛び込むように下りきるとほっと一息、つい先ほどまではあったかい肉まんが頭に浮かんでいたが、秋の日差しを体に受けるようになると冷たい飲み物が欲しくなった。
本郷の登り返しで標高を150mほどかせぎすぐに返済する。またしても文句たらたらの本多氏・・・・・あーもったいねぇ!・・・・確かに。
さて、ここから約20km延々登りが続く十三墓峠、これが実に気持ちの良い道、安定したペダリングで轍を並べてぐんぐん走る。時折少し急な坂は現れるがサラリと切り抜けられる程度、みんな良いリズムでこの登りをこなして行く。
両側の山が道路に迫ってくるともうじき峠の頂上、すでに日も傾きはじめだんだんと冷え込んできた。
遠くに高山市街を望むとすでに街には灯がともりつつある。
さぁ今度はあの街を目指そう、飛騨牛にイワナの骨酒、漬け物ステーキやピリ辛ケイチャンが我々を待っている!
本当はものすごく楽しい十三墓峠の連続ヘアピン下り、折しも空が泣き出し路面も濡れている上に森の中の峠は真っ暗・・・・さらに寒気が入ってきて冷え込むこと冷え込むこと。
みんながたがた震えながらゆっくりと下る、ホント、ブレーキレバーを握る事すらおぼつかなくなり体の震えでハンドルがぶれる。
峠を下りきってもやっぱり寒い、ゴールの国府駅まであと3kmだ!
何とか凍死者を出さずに無事ゴール!
さぁ次はファンクの部、温かい風呂に浸かったら恒例の郷土料理屋へレッツゴー!
さぁ飛騨牛ケイチャン漬け物ステーキイワナの骨酒刺身わおわおわお・・・
茨城の平松氏よりの志、鹿児島の銘焼酎「伊佐美」の栓も抜かれた!
ジョッキが骨酒が焼酎が次々空いていく。
自転車仲間との語らいは楽しいなぁ、本日の走行は距離90km・累計獲得標高2000mオーバー!「実質200km越えに等しいよ」など散々悪態をつかれたコースも終わってみればすごく楽しく良いコースだって!・・・・やっぱりみんなMだ変態だ輪病だ。

仕上げは定番高山ラーメン、のんべぇ自転車隊の夜は更けゆく・・・・・

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