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2010/6/12

Rothschild-43  ワデスドン館  ロスチャイルド
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Waddesdon Manor ( ワデスドン館 ) フェルディナンド・ロスチャイルド邸宅

http://www.youtube.com/watch?v=0f4lOtnNwc8&feature=related


ロンドン分家のエベリーナと結婚した、ウィーン分家のフェルディナンド・ロスチャイルドは、若妻をお産で失った悲しみもあって、イギリスに定住する事に決め、1874年マルボロ公爵がバッキンガムシャーに売り出していた広大な土地(2500エーカー=1080ヘクタール)を20万ポンドで購入し、標高200メートルの小高い丘に6年以上の歳月をかけて邸宅、ワデスドン館を建てました。

イギリスにありながらフランス風の城に見えますが、ウィーン生まれでヨーロッパ中の城を見ているフェルディナンドが感銘を受けたフランスのロアール川流域のマントノン城やシャンポール城、ブロア城などの素晴らしい部分を取り入れ、古い城の改修を得意とするフランス人城郭建築家G・H・ディスティアールに依頼して建てたからです。





建物に使った石材は、古代ローマ人の温泉の石造建築で知られるバース(後に英語の風呂=バスの語源となる)で採掘し、これを運ぶために最寄の鉄道から、丘のふもとまで線路を引き、庭園もフランス人造園家エリ・レネが基本設計したものであります。

バッキンガムシャーの荒地に突然現れたフランス風の豪奢なワデスドン館は社交界の話題となり、ロンドン中心から60キロも離れているにも関わらず、いつも来客があり、各国の王、元首、英政界の名士、作家のヘンリー・ジェームズ、ギー・ド・モーバッサンの名前もありました。

ワデスドン館にはどんなに大勢の来客があっても、大小220もの部屋があったため、困る事はありませんでした。



この噂は、ヴィクトリア女王(1837-1901)の耳にも届き、好奇心に駆られた女王は1890年にワデスデン館を訪問し、春の一日を楽しんでいます。

館を巡る自然は四季それぞれに趣があるとはいえ、春には谷間や斜面全体に植え込まれた水仙などの花が咲き誇り、女王は一休みした後、子馬に引かれた馬車で庭を散策し、感嘆の声をあげたといわれています。



彼の死後、館は独身だった妹のアリス・ロスチャイルドが継承しますが、彼女の死後、1920年代初めにロスチャイルド家のフランス分家出身のジェームズ・ロスチャイルドが継承し、彼自身のコレクションをこの館に持ち込みました。

彼は1957年に亡くなり、ワデスドン・マナーはナショナル・トラストに譲り渡されましたが、今日なおロスチャイルド公(Lord Rothchild)は、ワデスドン・マナーの運営維持・修復にかかわっています。



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ワデスドン館  The Grey Drawing Room  


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ワデスドン館  The Dinning Room  







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