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2006/4/27

ハノーヴァーメッセ2006  国際政治・金融・企業
ハノーヴァーメッセのHP
http://www.hannovermesse.de/homepage_e?x=1

毎年約7000社、約25万人の入場者があり、ありとあらゆる分野にわたっての展示、セミナーが開催されているので、このメッセの報告を一口で語るのは非常に困難です。

しかしながら、大きく目立っていたのは、インドが今回のメッセのパートナー国となり、非常に大きなスペースでインドの産業が紹介されており、つい2年ほど前の中国一色のムードが嘘の様に、インド一色になっている感じです。

日本の産業界は、まだインドになじみが薄いですが、世界の潮流はインドブームになっているような印象を受けます。 アメリカやEUが、政治的にロシアや中国に見切りをつけて対立してきており、インドを発展させようとする政治的なものも当然、背後にはあると思われます。



もうひとつ、大きなテーマはエネルギー関係で、特に燃料電池関係の展示が多かった事です。 聞いた事も無いような会社名の欧米の企業が、多く研究しており、日系自動車メーカーも燃料電池車を展示しており、私個人の意見としてガソリンスタンドなどのインフラを考えると、燃料電池車が普及するにはまだまだ時間がかかると見ていましたが、今回のメッセをみて少し考えが変わりました。 

今日、日本の政府研究機関とドイツ政府研究機関のセミナーがありましたが、印象としては比べ物になっていないくらい、日本の研究の方がダイナミックで先進的でした。 ドイツは、ご存知のように現在、世界No.1の貿易金額、貿易黒字をここ数年間記録しており、世界でもトップレベルの産業競争力を誇っています。 とすると、もしかすると、日本の政府系研究機関は、いまや世界のトップレベルにあるのかも知れません。 1980年代には、我々民間企業は、日系の政府研究機関など相手にしていないといった奢りもありましたが、現在の日系政府研究機関(AIST)は素晴らしい成果をあげていると思います。

実際に、多くのヨーロッパの企業が、AISTに水面下で技術ライセンスを受けるための交渉をしているのが現状です。 

私も個人的に、日系政府研究機関の方々から招待を受け、ブースに行ってきましたが、率直な印象としては、展示している研究テーマは世界で超一流、しかしながらブースの大きさは他の国のものと比べてあまりに貧弱な物でありました。 隣のブースには、台湾の工業技術研究院(ITRI)が展示していましたが、大きさや紹介している分野の範囲については、はっきり言って見劣りします。 

以前、上層部の方とお食事させていただく機会がありましたが、その時に聞いたのが、税金の無駄遣いといつも言われるので、予算的に思ったようには出来ないというものでした。 確かに、我々国民やマスメディアが、いつも彼らにプレッシャーをかけており、一方でこのような世界の展示会では、日本より国力の劣る国よりは、もっとまともな展示をしろというのも我侭な話かも知れません。

欧米の一般の人のイメージは、基礎的で最先端の技術は、常に欧米が最初で、日本やアジアの国々はそれを真似て、産業としては成功しているという印象を持っています。

しかしながら、私のこのBlogの科学技術というカテゴリーで紹介していますが、原子物理学の基礎のみならず、インテルの最初のCPUーLSIは日本のビジコン社の発明で、インテルに技術をライセンスしたものであり、フラッシュメモリーも東芝の発明でインテルやサムソンに技術ライセンスしたもの、光ファイバー通信は東北大学の西澤教授の発明、
青色LEDの発明も元松下電器、現在は名古屋大学の赤崎勇教授のものであり、実は基礎的な世界初の発明は、日本人だったという物が数知れずです。 

一度でいいから、政府がもう少し予算をバックアップして、このような世界の展示会で、日本人科学者・技術者たちの成果を正統にアピールする展示をして欲しい物だと思います。 

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