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2014/8/10

シェール革命と日本-4  環境・エネルギー

シェールガスは、アメリカの一ベンチャー企業であるミッチェルエナージーが成し遂げた、フラクチャリング法の確立により実現したものです。

フラクチャリング法とは、地層に圧力をかけ人工的な割れ目(フラクチャー)を作る採掘法ですが、この方法は1940年代後半に、スタンダード・オイルが開発した技術です。




ミッチェルエナジーが、アメリカ・エネルギー省から技術開発の資金援助を受けて、同省のモーガンエネルギー石油研究センターとシェールガス開発研究を開始したのは、オイルショック直後の1976年。  

当時、大手の石油・天然ガス企業はシェールガスの実用化は難しく、開発に莫大な投資が必要になることから、シェールガスの開発には消極的でした。

しかしながら、ミッチェルエナジーは掘削技術として開発を進め、19777年に水平掘削の技術の前段階として、フラクチャリング傾斜掘削技術を開発し、特許を取得しました。


シェールガスがどこに存在するのか突き止めるマイクロサイミック技術(微小地震派を用いて地下の破砕状況を確認する技術)も実用化の後押しし、この技術により水圧破砕作業で、地層のどの部分が破砕されたかを確認できるデータ集積が可能となりました。

データを集積・分析し、生産コストを下げ、生産向上するなど、様々な技術を集め、2005年にミッチェルエナジーがフラクチャリングによる垂直水平掘削破砕法に成功。


大手のエクソンモービルなどが見向きもしない技術を探求し、20年間間違いなく儲けのなかったベンチャー企業を政府が支援し、投資家も支援し、シェールガス革命がおこるわけですが、ここにアメリカの懐の深さを感じます。


戦後、焼け野原の日本で、一大グローバル企業を築いた松下電器産業の創始者、松下幸之助翁の言葉を思い出します。

「 世の中に、絶対失敗しない方法がある。 それは、成功するまでやる事だ! 」



また、このシェール革命の成功の裏には、圧倒的な技術力を誇る日系企業の数々の存在があった事も忘れてはなりません。



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