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2015/12/25

「千と千尋の神隠し」 を考察する-7  映画・音楽・アニメ
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湯婆婆との契約も終わり、ここで働けるようになった千(湯婆婆に名前を奪われた千尋の新しい名前)ですが、ヘドロの塊のような神様=腐れ神が客としてやってきました。

あまりの臭さと異様な姿に、湯婆婆も 「よくっ ・・・ おひでくだひゃいまひた・・・」 。   お風呂を楽しむ腐れ神ですが、千は何か引っかかっているものを見つけます。

と同時に、湯婆婆は、彼は腐れ神ではなく、川の神であることを見抜き、従業員総出でこのひっかったものを引き抜きます。

そうすると、出てきたものは自転車や、ガラクタばかり。 ガラクタが除かれた腐れ神は、川の神に変わり、 「はあ〜よきかな〜」 と言いながら、龍となって空を飛んでゆきました。


川の神が去った後には、千に「にが玉(だんご)」を、他の者には「砂金」を与えました。 川の神を喜ばせた事に、湯婆婆は満足し、、「みんなも千に見習うように」と千を褒めたたえました。


初めての仕事で大成功をおさめ、褒められて喜ぶ千(=千尋)。



------------------------- 解説 ---------------------------


ここで、 川=水=清いもの=清くするもの=龍 であり、川の神が腐れ神のようになってしまったのは、人間の不法投棄などで、川を汚してしまったためです。

宮崎監督の性格からして、日本人が・・・など、特定の民族を攻撃することはありませんが、世界的に自然が汚れてゆく風潮を嘆いたものでしょう。

また、「にが玉(だんご)」 は汚れたものを清浄化するもので、後にハクの解毒、カオナシの解毒にも使われています。


また、今まで親元で、甘ったれの千でしたが、親の援助を受けることなく、自分の力で初仕事を成功させ、成長をみせました。



話は少しそれますが、欧米など世界の文化では、 強い=成人の若者=美しい ものが好まれ、絵画・彫刻を見ても分かります。

一方、日本では、一寸法師、桃太郎、ざしき童子、浦島太郎、武内宿禰、花咲じいさん、など子供と老人がヒーローの話が良く出てきます。 これは、日本人の生死感をあらわしたもので、生命の誕生間もない時、そして生命の終わりの時に不思議な力=霊力を持つと考える文化だからです。

まさに、歌のように「生きている不思議、死んでゆく不思議〜」なのです。


邪馬台国と卑弥呼-148  武内宿禰の正体
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1524.html



骨にこだわるのも、世界に類のない、日本人の特徴的な性質です。 70年前の第二次世界大戦で戦死した兵士の骨を南の島でいまだに探しており、日本航空機事故で亡くなった人の遺骨を未だに探してるのです。 欧米人は遠くからお祈りして終わりです。

日本人にとっては、骨をきれいに処理し、埋葬して、はじめて弔いが完成するのです。


日本人の精神文化 〜弔いと骨〜
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1912.html




いつも何度でも 作詞 - 覚和歌子 / 作曲・歌 - 木村弓
https://www.youtube.com/watch?v=pvUSry4BxbA
千と千尋の神隠し 千尋とハク
https://www.youtube.com/watch?v=j1YZ5bVNeDE




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タグ: 映画 音楽 アニメ


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