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2006/6/7

もののけ姫  古代文明・神話
「人と自然」をテーマにした宮崎駿監督の「もののけ姫」も、シュメールのギルガメッシュ叙事詩を参考にしたものであると思われます。 

もののけ姫の物語は、みんさんご存知だと思いますので、そのWebサイトだけをご紹介しておきます。

http://www.asahi-net.or.jp/~hn7y-mur/mononoke/monolink01.htm

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ギルガメッシュ叙事詩の「ある物語」

メソポタミア地域は森林が少なく、都市建設のための木材が不足していたので、国王ギルガメシュは、家屋建築に適した木材である「レバノン杉」を求めて旅に出ます。

しかし森の中には、人々に祟りとして恐れられている怪物の姿をした、森の神フンババがいて、シュメールの神エンルリに命じられた半身半獣の森の神フンババは、数千年もの間、人間たちから神々の森を守ってきました。

ところがある日、ウルクの王ギルガメシュは「人間は今まで、長い間自然の奴隷であった。この自然の奴隷の状態から人間を解放しなければならない。」と決意し、エンキムドゥと共にフンババ退治に出かけることになりました。

森は余りに美しく、ギルガメシュは一瞬たじろぎますが、決意を新たに森を伐りました。 怒ったフンババは凶暴化し、唸り声をあげて、口から炎を吐いてギルガメッシュに襲いかかります。 

ところが、ギルガメシュとエンキムドゥはひるまず立ち向かい、ついにフンババは首を刈られて、その首は桶にいれられ、殺されてしました。  するとあたり一面にフンババの体から出たものが森に充満しました。 

それを可能にした最強の武器こそ青銅の斧であり、人類は金属器の開発によって、ついに森を征服できたのです。

しかし、フンババ殺しの天罰を受けて、他の神の祟りにより、エンキムドゥは殺されてしまい、ギルガメシュは、あの世に旅立ちエンキムドゥを連れ戻そうとするが失敗してします。

不死の薬を入手することも出来ず、失意の末にウルクにたどり着いたギルガメッシュは次の言葉を残して息絶えました。

「私は人間の幸福のために、いかなるものを犠牲にしても構わないと思っていた。フンババの神と共に、無数の生きものの生命を奪ってしまった。 やがて森はなくなり、地上には人間と人間によって飼育された動植物だけしか残らなくなる。 それは荒涼たる世界だ。 人間の滅びに通じる道だ。」

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もののけ姫の話とよく似ていて、エンキムドゥが、たたら場のエボシ様、フンババがシシ神、首を落として桶に詰めるところは同じです。 また、ギルガメッシュ叙事詩では、フンババが殺された後「ただ充満するものが山に満ちた」と書かれていますが、「もののけ姫」ではシシ神の体から流れ出たどろどろのものが山を焼き尽くしていきます。 さらに、エンキムドゥは祟りで死にますが、エボシ様は片腕を失いました。

この話は、シュメールのギルガメッシュ叙事詩がモデルになっていると思われますが、いまから約5000年も前に環境破壊についての問題が提起されているシュメール文明には驚かされてしまいます。

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