2006/7/23
シナイからの旅立ち 旧約聖書

■ 幕屋 (Tabernacle)
旧約聖書(出エジプト記第40章1節−38節)
主はモーゼに仰せになった。
第一の月の一日に幕屋、つまり臨在の幕屋を建てなさい。 あなたはそこに掟の箱を置き、垂れ幕を掛けて箱を隔て、机を運び入れ、その付属品を並べ、燭台を運び入れてともし火をともす。 更に、掟の箱の前に香をたく金の祭壇を置き、幕屋の入り口には幕を掛ける。 焼き尽くす献げ物の祭壇を幕屋、つまり臨在の幕屋の入り口の前に据え、洗盤を臨在の幕屋と祭壇の間に据え、これに水を入れる。 周囲には庭を設け、庭の入り口に幕を掛けなさい。
次に、あなたは聖別の油を取って、幕屋とその中のすべてのものに注ぎ、幕屋とそのすべての祭具を聖別する。 それは聖なるものとなる。 次いで、焼き尽くす献げ物の祭壇とそのすべての祭具に油を注ぎ、祭壇を聖別する。 祭壇は神聖なものとなる。
あなたは洗盤と台に油を注ぎ、それを聖別しなさい。
次に、アロンとその子らを臨在の幕屋の入り口に進ませ、彼らを水で清めなさい。 アロンに祭服を着せ、彼に油を注いで聖別し、祭司としてわたしに仕えさせ、彼の子らを前に進ませ、これに衣服を着せる。
あなたは、彼らの父に油を注いだように、彼らにも油を注ぎ、わたしに仕える祭司としなさい。 彼らがこのように、油を注がれることによって、祭司職は代々にわたり、永遠に彼らに受け継がれる。
モーゼは主が命じられたとおりにすべてを行った。
(略)
次に、幕屋の入り口に幕を掛けた。 この幕屋、つまり臨在の幕屋の入り口に焼き尽くす献げ物の祭壇を設け、焼き尽くす献げ物と穀物の献げ物をその上でささげた。 主がモーセに命じられたとおりであった。 次いで、洗盤を臨在の幕屋と祭壇の間に据え、それに清めの水を入れた。 その水でモーゼ、アロンおよびその子らは、自分の手足を清めた。
彼らが臨在の幕屋に入るとき、あるいは、祭壇に献げ物をささげるときは、水で清めるのを常とした。 主がモーゼに命じられたとおりであった。 最後に、幕屋と祭壇の周囲に庭を設け、庭の入り口に幕を掛けた。 モーゼはこうして、その仕事を終えた。
雲は臨在の幕屋を覆い、主の栄光が幕屋に満ちた。
モーゼは臨在の幕屋に入ることができなかった。 雲がその上にとどまり、主の栄光が幕屋に満ちていたからである。 雲が幕屋を離れて昇ると、イスラエルの人々は出発した。
旅路にあるときはいつもそうした。 雲が離れて昇らないときは、離れて昇る日まで、彼らは出発しなかった。 旅路にあるときはいつも、昼は主の雲が幕屋の上にあり、夜は雲の中に火が現れて、イスラエルの家のすべての人に見えたからである。
