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2007/2/25

キリスト教の勝利  新約聖書
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■ テオドシウス1世が描かれた硬貨

古代ローマ帝国皇帝、テオドウシス1世は、紀元380年にキリスト教を東ローマ帝国の国教に定め、381年に勅令を発して、西ローマ帝国の国教にも定め、キリスト教以外の宗教は厳しく弾圧されました。


コンスタンティヌス1世により、公に認められたキリスト教の勢力は増し、テオドウシス1世は政治的にも軍事的にも衰退し、東西に分かれたローマ帝国を救うには、キリスト教で帝国をまとめるしかないと考えました。

ローマ帝国の国教に定めたことにより、多神教であったローマ帝国は、キリスト教の一神教の帝国となります。

そして、キリスト教以外の宗教は禁止・弾圧されるようになり、キリスト教の司教が信者達を引き連れ、異教の神殿におしかけ、神像や神殿を打ち壊し、多くの古代の貴重な文化財が失われてしまいました。

異教の時代に、その地方の中心となる大神殿を取り壊し、その跡に教会を建てた例としては、パリのノートルダム寺院があります。

また、異教の神殿が取り壊されず、そのままキリスト教教会として転用され、今日まで残ることができた例として、ギリシアのアテネにあるテセイオン神殿があります。

テオドシウス帝は、一時的に東ローマと、西ローマを統一することができましたが、彼の死に際して、コンスタティノポリスを首都とする東ローマ帝国と、ミラノを首都とする西ローマ帝国に分割し、二人の息子をそれぞれ帝位につけた為、テオドシウス1世は統一ローマ帝国の最後の皇帝となりました。

一方、今まで迫害されていたキリスト教は、宗教のみならず政治権力も手に入れ、キリスト教帝国とも呼べる強大な帝国がヨーロッパに出現する事になりました。

そして、今度はユダヤ教徒が、キリスト教徒たちに残酷なまでに迫害されるという、不幸な出発点となってしまいました。

「神の子イエスを裏切り、十字架に架けたユダ(ヤ)!」

私は、昔から何故、イエスを裏切ったのがユダだから、ユダヤ人が迫害されるのが分かりませんでした。 何故なら、イエスも12使徒の弟子も、ユダも皆なユダヤ人だからです。

ユダとユダヤの名前が似ているので、何か関係があるのかと思い、ヨーロッパの人々に聞いてみましたが、ただこの名前が似ているのは偶然であり、キリスト教徒がユダヤ教徒を迫害するために、ゴロ合わせをしただけだという返答が帰ってきました。

ユダヤ人を迫害するなら、イエスを裏切ったのがユダだからではなくて、ユダヤ教徒たちがキリスト教徒を迫害していたからというなら、理解できます。

どちらにしても、可愛そうなユダヤ人。


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