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2007/3/20


オペラは、古代ギリシア音楽の研究から、イタリアで生まれたものです。


16世紀末、フィレンツェに古代ギリシア音楽の研究を行う、カメラータ(仲間たち)と呼ばれるグループがありました。

彼らは、古代ギリシア音楽は一本の旋律からなり、その旋律は歌詞のリズムや抑揚に忠実だったため、聴き手の心をとらえたと考え、それにならった音楽を作ろうとしました。

そこで生まれたのが伴奏で、一人の歌手が語りと歌の中間のような旋律を歌うモノディができました。 このモノディを用いて、最初のオペラが作曲されました。

オペラの最初の傑作は、モンテヴェルディの 「オルフェオ」 で、これは亡き妻を取り戻すために冥界におもむく竪琴の名手オルフェウスの物語で、ギリシア神話です。 

オルフェウスは、妻を冥界から連れ帰るとき、後ろを振り向いたらいけないと言われていたのに、振り向いてしまい、妻を取り戻すことができず、悲しみのあまり自分も死んでしまいます。

それを聞き、哀れに思ったヘラ(ゼウスの妻)の計らいで、オルフェウスの魂は妻と再会することが出来、オルフェウスの琴は天に昇り、琴座となったという物語です。

この琴座にまつわる、別れ別れになった男女が再会するという恋愛の物語は、中国に伝わり七夕伝説のもとになりました。 七夕伝説は中国から日本に伝わりましたが、

日本神話には死んだ妻イザナミを黄泉の国から連れ出そうとしたイザナギが、後ろの妻のほうを振り返ってしまいイザナミを失ってしまったという、ギリシア神話のオルフェウスの物語とそっくりな物語があります。 

恐らく、中国で七夕伝説が創作される以前に、既にギリシア神話が日本に伝わっていたのだと思われます。

七夕は星座の琴座にまつわる男女の物語ですが、中国の七夕伝説の原型がギリシア神話である証拠に、牽牛と織姫様の話のどこにも琴の話はでてこないにも関わらず、中国でも、この星座を琴座と呼んでいます。



http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/719.html



話が少し脱線してしまいましたが、このイタリアで生まれたオペラ 「オルフェオ」 では、声楽に加えて、オーケストラの原型となる器楽合奏が生まれました。

こうして、オペラやオーケストラ音楽は、ヨーロッパ中に広まり、ヨーロッパ音楽文化の中心となってゆきました。


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