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2007/8/16

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8月15日聖母マリア被昇天を祝う巡礼が仏南西部ルルドで行われ、世界各地から3万5千人の巡礼者が集まりました。


フランスとスペインの国境になっているピレネー山脈のふもとに位置するルルド村は、人口1万5000人ほどの小さな村で、ルルドの泉の奇跡で世界的に有名なルルドは、カトリック教会の巡礼地としても有名で、多くの人々がこの地を訪れています。


1835年2月11日、ルルド村に住む14歳の貧しい家の少女ベルナデット・スビルーは、妹と友達の3人でマサビエルの洞窟のそばを流れる川で、薪にする流木を集めていたとき、マサビエルの洞窟から現れたと思われる金色の雲にまばゆいばかりの光が射しているのを見ました。 

目をこらしてよく見ると、その光の中には、これまでに見たこともないような美しい女性が立っていました。  その女性は、水色の帯を白いドレスの上に着けており、頭から白いベールを被り、手に白い玉と金の鎖のロザリオを持っていた。足は裸足のままで、足首には黄色い薔薇をつけており、その姿はまさしく聖母マリアそのものでありました。

「マサビエルの洞窟に白い貴婦人が現れた」 という噂がたちまり広まり、初めて聖母マリアが現れた14日後の、2月25日には見物人は8000人まで増えていました。

そうして迎えた9回目の聖母出現の日、白い貴婦人はベルナデットに 「泉の水を飲み、その水で洗いなさい。」 と言いました。  言われるとおりの場所をベルナデットが掘ってみたところ、そこから水がどんどん湧き出てきて泉になりました。

泉のそばに住む眼病を患った青年がこの泉の水で顔を洗ってみると、数日後に彼の目は元通りに治り、またどうしても治まらない腕の痛みを訴えていた老女が泉の水に腕をつけると、嘘のように痛みが消えました。

当初、白い貴婦人を見たというベルナデットの話は、教会関係者をはじめとする多くの人々から疑惑の目で見られましたが、

ベルナデットが、 「白い貴婦人は、ご自分のことを 『無原罪の御宿り』 であるとお教え下さった。」 と村人に告げてから人々は少しずつベルナデットの聖母マリアの話を信じるようになりました。

『無原罪の御宿り』 とは、1854年に教皇ピオ9世によってカトリックの信仰箇条として宣言されたばかりの教会用語であり、無学なベルナデットがそのような教会用語を知るはずがなく、彼女が言葉の意味を理解していなかったことからも、聖母マリアが本当に現れてベルナデットに名乗ったものであると信じられました。

結局、ベルナデットの語ったその言葉が、白い貴婦人は聖母マリアであり、聖母出現が本物であったことを示す決定的な証拠とされ、

1862年1月18日、司教区調査委員会による2年に渡る調査結果、現地司教は、ルルドのマサビエルの洞窟の聖母出現を公的に認める教書を発布することになりました。

今日では、マサビエルの洞窟から出現した聖母マリアの言葉どおり湧き出したといわれる泉には治癒効果があると信じられ、多くの重病人や身体障害者が治癒の奇跡を信じて、世界各地から訪れており、2006年には年間で4300万人もの巡礼者がルルドを訪れています。


聖母被昇天祭
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/325.html
マリア信仰
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/326.html


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