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2008/7/21

フリーメーソン-133  フリーメーソンとは何か-8  コーヒーハウス  フリーメーソン

17世紀にイギリスのロッジには変化が起こり、従来の石工のフリ-メーソンの集会に、一般の善意の人々、司法官、聖職者、新しい思想を求める人々の参加を認めるようになりました。  この新しいメンバーは、公認メーソンと呼ばれます。

1600年にはスコットランド人貴族ジョン・ボスウェルがエジンバラ・ロッジに入会した記録が残されていますが、何故貴族階級の人々の入会を認めたかというと、庇護と財政的援助を期待したからで、このような新会員は次第にロッジの中で多数派を占めるようになり、1670年にはスコットランドのアバディーン・ロッジでは、新会員が75%以上を占めるようになりました。



17世紀後半のフリーメーソンを語るとき、イギリスで流行したコーヒーハウスやクラブの存在を無視するわけにはいけません。 

世界最大の保険会社ロイズが出来たのは、もともと1688年ごろにエドワード・ロイドという人物がロンドンのタワーストリートにコーヒーハウスを開き、保険業者たちがその店にたむろして取引の場として利用していたことに由来しており、

エドワード・ロイドが死去したあと、取引の場を失った保険業者たちが資金を出し合って、人を雇って新たにロイズ・コーヒーハウス(ロイドのコーヒー店)と名づけたコーヒー店を自分たちのために開かせ、時代とともにコーヒーハウスではなくなりますが、ロイズ (Lloyd's) という名前はそのまま残りました。

今日では、世界の保険会社も保険のためにロイズに入っており、国家も戦争やテロ被害を受けたときの為に、ロイズの保険に加入しています。


元々は、大英帝国が大航海で世界に侵略していく際に、航海者がリスク回避の為に保険に入っていたものですが、お金を支払うロイズとしても、怪しげなところに行く人たちからは、それなりの保険料を貰わないと破産してしまうので、船員たちから世界の情報を貰う必要があったからであります。

また、一般の人々も、未だ見ぬ世界の事への興味・関心、またビジネスチャンスを求めて、ロンドンにはおびただしい数のコーヒーハウスやクラブができ、一種のニュースセンターのような役割を果たしていました。


その中に、ボックスクラブというものがあり、現在のように福祉が行き届いていなかった当時、会員から収入の一部を徴収して募金を集め、病気や事故などの際、生活苦から会員やその家族を救おうというものでありました。

その会費を入れる箱(ボックス)にちなんで、ボックスクラブと呼ばれるようになりますが、この相互扶助の精神は、フリーメーソンの重要な思想となっています。


ともあれ、この石工以外の新しい会員によって、フリーメーソンは根本から変化し、公認フリーメーソンの目的は、自分たちが経験したこともない仕事の秘密や秘儀を論じるものではなくなり、これまでカトリックの正当教義の名の下に、排除され地下にもぐりこんでいた錬金術や神秘思想のヘルメス主義、オカルティズムや秘教を探索することになってゆきました。

ここに、フリーメーソンはヨーロッパ啓蒙思想の影響を強く受けた、思想結社となってゆきます。 というか、薔薇十字思想やフリーメーソン思想そのものが、自然科学と人間の理性を重視した、ヨーロッパ啓蒙思想なのかも知れません。

思想結社となったフリーメーソンが実践的フリーメーソンとのつながりを失ったわけではなく、そこには確固たる遺産が残されています。  石工の道具は、意識を彫刻する道具として象徴化され、直角定規とコンパス、槌とハサミは、初期の思想的フリーメーソンの心に直接語りかけるものとなりました。


そうして、18世紀はじめに、職業的フリーメーソンから思想的フリーメーソンに移行したのは間違いなく、ロンドンのセントポール・ロッジは1702年に、


「 今後フリーメーソンの特権は建築職人に限らず、すでに行われているように、当結社への参加を希望するあらゆる職業の人々に広げられる 」


と定めました。




フリーメーソンとは何か  まとめ  
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/770.html







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