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2008/8/14

フリーメーソン-149  フリーメーソンとは何か-24  ヨーロッパ全土への伝播  フリーメーソン

イギリスからヨーロッパ大陸に渡ったフリーメーソンは、フランスやドイツのみならず、その勢力を急速に伸ばしてゆきました。 1727年、ジブラルタルのロッジはスペインのフリーメーソンの出発点となり、その翌年マドリッドでウォートン公爵がロンドンのグランドロッジ直属のロッジを創設し、イギリス人の大使・貴族・商人・知識人が行くところ、次々とロッジが開設されてゆきました。


1731年には、ロシアに最初のロッジが創設されましたが、実際のフリーメーソン活動が普及したのは18世紀後半になってからです。 19世紀初頭のナポレオン戦争時代におけるロシアのフリーメーソンの実態については、トルストイの 「 戦争と平和 」 に詳しく描写されています。

1733年にはイタリアのフィレンツェに、1743年にはオランダのハーグに、1735年にはポーランドとスウェーデンにロッジができており、1743年にはデンマークのコペンハーゲンにもロッジが開設されました。


年代から分かるように、1717年にロンドンでグランドロッジが創設されてわずか30年の間に、ヨーロッパ全土に同一の信条と儀礼を持つ、秘密結社の一大ネットワークが出現したのであります。


これに匹敵するネットワークを持つ組織は、当時のヨーロッパではローマ・カトリック教会
だけであり、1738年の教皇クレメンス12世によるフリーメーソン禁止令は、このように急速に勢力を伸ばす勢力としてのフリーメーソンに対する危機感から生まれたものでした。


フリーメーソン-143  フリーメーソンとは何か-18 (フリーメーソン否認の勅命)
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/737.html


18世紀に、フリーメーソン思想が人々に受け入れられたのは、当時啓示宗教としてのキリスト教が退潮期にあり、その影響力が著しく後退してゆく時代であり、それまでキリスト教が人々に超自然世界への欲求を満たしていたものを、フリーメーソンではヴェールに包まれた神秘主義の儀礼が、人々の超自然的神秘性に対する要求を満たしました。

啓蒙主義の合理的精神と、この神秘的なフリーメーソンの儀礼があったからこそ、フリーメーソンは人々に受け入れられたのだと考えられます。


フリーメーソン運動は、ヨーロッパだけの現象ではなく、イギリスの植民地、特にアメリカ合衆国の建国に大きく影響し、フリーメーソンの理想が真の意味で現実化したのはアメリカにおいてでありました。



フリーメーソンとは何か  まとめ  
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/770.html






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