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2008/11/14

スペイン国王 カルロス陛下  国際政治・金融・企業
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11月10日(月)に、スペイン国王のカルロス陛下が、日本に二度目の公式訪問され、天皇陛下の宮中晩餐会に招かれました。   実は、この日の昼は帝国ホテルで、経産省や産業界の人たちが、スペイン大使館主催のカルロス陛下の昼食パーティに招かれ、私もスペイン大使館から招待され、行ってまいりました。

出席者もそうそうたるメンバーで、カルロス陛下、スペイン政府貿易庁の投資情報局長のマリオ・ブイサンさん、スペイン産業観光商務長官のシルビア・イランソ・グティエンスさん、スペイン科学イノベーション大臣のクリスティーナ・ガルメンディア・メンディサバルさん、経済産業省の前事務次官の北畑隆生さん、日本貿易振興機構理事長の林康生さん、三菱UFJ銀行のスペイン総支配人の細川資憲さん他、産業界の人たちです。 


2007年段階で、スペインに進出した日系企業は168社、うち製造業は59社で、イギリス(210社)、フランス(136社)、ドイツ(129社)、チェコ(68社)についで5番目であります。

一方、日本に進出してきているスペイン企業は42社で、ザラ・ジャパン(アパレル)、アドルフォ・ドミンゲス・ジャパン(アパレル)、リヤドロ・ジャパン(陶器製品)、ペスカノバ・ジャパン(水産)、DS2(半導体メーカー)、他であります。


スペインは、1516年にハプスブルグ家のカールがスペイン国王カルロス1世として即位し、スペイン・ハプスブルグ朝が開始し、1519年には神聖ローマ帝国皇帝カール5世としても即位し、ハプスブルグ家の全盛時代を迎えました。  1561年、フェリペ2世が即位し、「太陽の没することなき帝国」(スペイン帝国)と呼ばれ、1580年にはポルトガル国王も兼任しました。

近年のスペインは、驚異的な経済発展を遂げており、2007年度のデータでは、GDP1兆4368億ドルで、世界第8位に位置しています。  また、科学技術の発展も目を見張るものがあり、クリーンエネルギーの代表格である太陽光発電による発電量は、ドイツに次ぐ世界第二位で、その後に日本が続きます。  太陽電池の研究でも、マドリッド工科大学を中心として、世界でトップレベルの技術を有しており、将来の量子ドット太陽電池の研究でも、日本よりはるかに進んでおります。  量子ドット太陽電池とは、現在のSi太陽電池の理論効率限界が25%に対し、65%も期待できる次世代の太陽電池です。

太陽電池
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/811.html#readmore


一般にスペイン語と呼ばれているのは、カスティーリャ語で、地方言語としては、カタルーニャ語、ガリシア語、バスク語があり、バスク語以外はラテン語に由来し、意思疎通は可能です。  ちなみに、お菓子のカステラは、スペインのカスティーリア王国のポルトガル発音(Castela)が名前の由来で、コロンブスがアメリカ大陸からカカオを持ち込み、このカステラとチョコレートが合わさり、ハプスブルグ家の本拠地であるウィーンで、初めてザッハトルテ(チョコレートケーキ)が出来ました。  後にスペインは、フランスのブルボン家が支配する事により、ウィーンとパリが、甘いお菓子で有名になりました。

中世に、未曾有の繁栄を遂げ、世界の多くの国々を植民地化したスペインは、カトリック教とスペイン語を世界に広めており、これらの資産と、近年の科学技術と経済発展が合わさり、国際政治でもスペインがリーダーシップを取る時代が来るような予感がしてなりません。  世界に20億人はいると言われるカトリック信者、そしてこの宗教とスペイン語のネットワークを使い、ヨーロッパ、アフリカ、東南アジア、北米、中南米をまとめられるのはスペインだけだと思います。  そして何より、誰もが敬意を払う、シンボリックな国王の存在は、国内外の人々を束ねる求心力となる事でしょう。


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