renaissancejapn@aol.com

2008/12/27

オランダ vs イギリス  国際政治・金融・企業
世界で初めて 「株式会社」 を発明し、世界の富をわしづかみにするオランダに対し、イギリスは大きな劣等感と嫉妬を抱くようになります。 当時のイギリスは、まだ大海軍も大商船隊ももっておらず、東インド会社をつくったものの、オランダの東インド会社に比べて、マーケッティング力もなく無能集団に等しく、売上/利益ともに圧倒的な差をつけられ、艦船の保有量もオランダに比べてうんと少なく、完全な後進国であったのです。 また、海外との貿易で国際化したオランダに対し、イギリスでは泥臭い郷土愛が芽生え始め、エリザベス1世の時代から、金銀財宝を積んだスペイン船を襲撃する海賊行為を国家が認め、この無法ともいえる野蛮さを武器に、スペイン無敵艦隊を破ったイギリスは腕力には自信を持ち始めていた為、ともかくイギリスでは 「 オランダをやっつけてしまえ 」 という理不尽な土着感情が爆発してしまいました。

エリザベス1世
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/820.html
スペイン無敵艦隊の敗北 
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/823.html
オランダ東インド会社
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/826.html


商業や金融、船舶保有で圧倒的な差をつけられているイギリスにとって、オランダをやっつけるという意味は、武力でやっつけるという事で、

そして、やくざのいいがかりのような法律をつくり、オランダを挑発してゆきます。 

「 イギリス海峡を運行する外国艦船は英国旗に対して敬礼せよ 」 というアホな法律を勝手につくられても、相手側は守るはずはなく、翌年に事件は起こり、敬礼(国旗をなかばおろすこと)をしなかったオランダ船がイギリス軍艦に、捕獲・拉致されてしまったのです。
  
当然、オランダも黙ってはおらず、報復のためにイギリス沿岸に押しかけ交戦し、以後20年にわたり、無意味でとめどのない、オランダとイギリスの海上戦争がはじまるようになりました。

オランダ艦隊は、イギリス沿岸を制圧し、テムズ川をさかのぼり、ロンドンを砲撃しましたが、当時フランスもオランダに対し妬みをもっていたので、オランダ-イギリス戦争の末期になるとフランスが、陸と海からオランダを攻撃し、オランダは不利になってゆきます。

豊かになったオランダでは、カネがカネを産むという金融のほうに浮かれ、技術・製造業をおろそかにしはじめており、腕力を鍛え上げていったイギリスやフランスに、その覇権は移ってゆき、17世紀末からオランダはゆるやかに衰退してゆきました。

1


※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く

名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ