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2009/4/9

ローマ帝国の物語-1 トロイの木馬  ローマ帝国の物語
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■アイネイアスの逃亡 (La fuga de Enca) フェデリコ・バロッチ作 1598年
 │179x253cm│油彩・画布 | ボルゲーゼ美術館(ローマ)


古代ローマ帝国は、紀元前753年4月21日に、ロムルスがパラティヌスの丘に国をつくり、その国を自分の名前にちなんでローマと名づけた事からはじまりますが、ローマ人の始祖とされるアイネイアスは、古代ギリシア神話のトロイの木馬の時代にまで遡ります。

この絵は、美の女神ヴィーナスとトロイア王族の一人アンキセスとの間に生まれた勇士アイネイアスが、トロイの木馬作戦により、故郷トロイアが陥落した際、父アンキセスを背負い、妻クレウサや幼い息子アスカニウスと共に業火に包まれる故郷を脱出する場面を描いたものです。

そして放浪の果てに、アイネイアスはイタリアのラティウムという町に辿り着きます。



-------------------------- トロイの木馬 -----------------------------------

ある日、ヘラ、アテーナ、アフロディテという女神たちが誰が一番美しいかで言い争っていました。 三人の美貌は甲乙つけがたく、その争いは終わることがないかのように思えました。 そこで、全知全能の神ゼウスが、「トロイアの王子パリスに決めてもらうがよい」と告げました。 

三人は、自分を選んでもらうために、パリスを誘惑し、ヘラは「国を与えよう」と約束し、アテーナーは「無敵の戦士にしてやろう」と言いました。 アフロディテは、「世界で最も美しい女のヘレネを妻として与えよう」とつぶやき、パリスはアフロディテを選びます。

ヘレネはすでにスパルタ王メネラーオスの妃になっていましたが、アフロディテの確約を得たパリスは、スパルタ王が不在のときを狙って彼女を誘拐してしまいました。 そんな約束など知らないスパルタ王は烈火のごとく怒り、兄のアガメムノンを総大将としたギリシア軍を結成し、トロイアに攻め込みます。 

しかし、総大将ヘクトールが殺された後も、アフロディテを母に持つアイネイアスの働きと、強固な城壁のおかげでトロイアは陥落することはありませんでした。 そして10年にもわたる攻防が続きますが、パリスを恨んでいた女神アテーナーが「大きな木馬をつくりなさい」とアガメムノンに入れ知恵をし、彼はその言葉に従って50人の兵士が隠れられる巨大な木馬を作り、それを城壁の前において、山陰に隠れました。

翌朝、城の前の木馬を見て、トロイアの戦士たちは勝ったと思い込み、戦利品としてその木馬を場内に持ち込みます。 勝利の宴に酔いしれたトロイアの人々が寝静まった頃、木馬の中に隠れていた兵士がそっと抜け出し、城門を開きました。 そして、ギリシア兵が怒涛のごとくなだれ込み、トロイアはあっけなく陥落。 

ほとんどの者が殺され、生き残った者達は奴隷として売られてゆきました。 アイネイアスも胸を刺されましたが、アフロディテに介抱され一命をとりとめ、結局トロイアから逃げ出す事ができた戦士はアイネイアスの他にはほどんどいませんでした。







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