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2009/6/14

ローマ帝国の物語-40 オクタヴィアヌスの復讐  ローマ帝国の物語

三頭政治により、ひとまず安定した地位を得たオクタヴィアヌスが最初に行ったのは、叔父カエサルを暗殺した者たちへの復讐であります。  2000人以上が逮捕され、全財産は没収、その中には200人以上の元老院議員が含まれていました。




関係者のなかには逃亡を企てた者も少なくありませんでしたが、8万セルテルティウス(約1000万円)という高額の懸賞金がかけられたため、次々と捕まり処刑されました。
首謀者の一人とみなされた哲人キケロはアントニウスの軍隊により殺害されます。

暗殺の首謀者ブルータスは、彼らを支持する兵士たちを集め、現在のパレスチナからブルガリアにかけて広範囲の土地を支配しますが、オクタヴィアヌスはアントニウスの力を借り、ブルータスの討伐に向かいます。 戦いは激しく、一時はブルータス軍がオクタヴィアヌス軍を押し返しますが、キャシアスが倒れると形成は逆転し、追い詰められたブルータスは自殺。

カエサルのあだ討ちが終わると、3人はいざこざを避けるため、ローマの属州を分割して統治する事にし、レピドゥスはアフリカを、オクタヴィアヌスはイタリアを含むヨーロッパ、アントニウスはエジプト、ギリシア、アシアを選びました。

アントニウスがエジプトを選んだ事で、彼の運命は大きく変わる事となります。


エジプトに逃げ帰ったクレオパトラは、カエサルという強力な後ろ盾を失い、途方に暮れていました。 しかも彼女は、カエサルを暗殺したキャシアスに資金援助をしていたのです。 

やがて、クレオパトラのもとに、アントニウスの使者が訪れ、「タルサスに出頭せよ」と告げます。

タルサスはアナトリア南東部に位置するキリキア王国の首都で、アントニウスは自分が統治する事になったアシアを視察するための拠点をここに置いていたのです。

アントニウスはタルサス市民の前で、クレオパトラを辱めてやろうと考えていたのですが、タルサスにやってきたクレオパトラに一目惚れしてしまい、彼の運命は大きく狂い始めます。  紀元前42年、アントニウス41歳、クレオパトラ28歳の時の事です。








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