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2009/8/12

ローマ帝国の物語-80  セウェルス皇帝  ローマ帝国の物語
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第20代ローマ皇帝 ルキウス・セプティミウス・セウェルス(Lucius Septimius Severus)


初のアフリカ出身のローマ皇帝となったセウェルス(在位193-211)は、235年まで続くセウェルス朝の創始者となりますが、彼が最初に行ったのは、皇帝選びにまで口を出す親衛隊の解体で、親衛隊の上層部や関係者を処刑すると、親衛隊員のほとんどをローマから追放してしまいます。


そして、新たに自分のための親衛隊を、今までの4倍の規模で創設し、自分の身を守らせたあたりから、彼は安心し、次第に横柄となり、元老院を無視して独裁的な政治を行い、ローマの共和制は有名無実となりました。

一方、自分の言う事を聞く親衛隊や兵士たちには、徹底して甘い待遇を与えたため、セウェルスは兵士の支持を得られたものの、優遇された兵士は次第に闘争心を失い、ローマ軍は急激に力を落とし、元老院をないがしろにした事も加え、ローマ帝国の国力は急激に衰えてゆきました。

歴史家ギボンに言わせると、このセウェルスの時代から、ローマ帝国の衰退は始まる事になります。 

セウェルスには、カラカラとゲタという二人の息子がいましたが、二人は兄弟仲が悪く、セウェルスの頭痛の種となっていました。 

208年、セウェルスがブリタニアの全域を支配すべく、カラカラとゲタの二人と共に、ドーバー海峡を渡り、当初ブリタニアの支配は簡単であると考えていましたが、現実は難航し、最初の目的を果たせないままセウェルスは211年2月に、ヨークで亡くなりますが、

彼は死の床にカラカラとゲタを呼び、

「兄弟仲良くせよ。 兵士たちに金を与えよ。 そして他のことは無視せよ。」と言い残し、息を引き取りました。

                              第20代ローマ皇帝セウェルス 享年65歳。







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