2009/9/12
ローマ帝国の物語-90 コンスタンティヌスのローマ統一 ローマ帝国の物語

「コンスタンティヌスの凱旋門」
マクセンティウスとの戦いに勝利して315年に建造
312年、マクセンティウスを打ち破り、ローマに入城したコンスタンティヌスは、元老院と市民たちから拍手を持って迎えられ、名実ともに西ローマ帝国の皇帝となり、「我こそが第一正帝なり」と表明しました。
しかし、東ローマ帝国のリキニウスという邪魔者が残っており、彼が立てこもるビザンティウムの守りは堅く、強力な海軍がついていましたが、コンスタンティヌスは我が子クリスプスにリキニウス海軍の撃破を命じ、クリスプスは期待に応え、わずか2日で330隻の軍艦と5000名もの敵兵を海に沈めました。
リキニウスはビザンティウムを脱出し、ビテュニアに5万を超える兵を集め、クリソブリ高地で、コンスタンティヌス軍と激突しますが、リキニウス軍は25000人以上の使者を出し敗退し、リキニウスは投降しましたが、処刑されます。
こうして、長く続いた内乱に終止符をうち、ローマ帝国を再統一したコンスタンティヌスは、皇帝の権力を絶対的なものとしたのでありました。
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