2009/9/23
ローマ帝国の物語-98 ウルバン砲 ローマ帝国の物語

ポーツマス王立兵器庫保管の青銅のウルバン砲
ウルバン砲とは、オスマン帝国が1453年のコンスタンティノポリスを陥落させた時に使用した巨砲で、名前は開発者であるハンガリー人、ウルバンにちなみます。
ウルバンは当初東ローマ帝国側に大砲を売り込みましたが、拒絶され、しかも牢獄に送られたためにオスマン帝国側に、この最先端兵器を売却し、オスマン帝国はコンスタンティノポリスの難攻不落のテオドシウスの城壁を打ち破りました。

この大砲は、当時のオスマン帝国の首都であるエディルネで製造され、長さは8mを超え、重量は16.8ton、玉の重さは500Kgもあり、当時の兵器としては規格外なもので、この戦いの後、オスマン帝国やヨーロッパでは大砲の開発・製造をはじめるようになりました。
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