「アンチハロプロとしては成功・・・CoCoのカバーは失敗。」
J−POP
子供会の集まりみたいな、少女5人からなるユニットPriere。そのあどけない外見とは裏腹に、なかなかの実力があります。
1stシングルの「Heartbeat」(アニメ「デジキャラット・によっ」のオープニング)では終始「正攻法」を貫いており、歌で表現される世界のスケールも大きく、アンチハロプロへの意気込みがうかがえますね。歌唱力もハーモニーも文句のつけようがありません。
このPriereのプロデュースは、ハロプロのやってることへのアンチテーゼのいい例でしょうね。まあハロプロは必然的にイロモノ路線へと堕ちていったわけで、個人的にはハロプロが日本のミュージックシーンに残したものは限りなく無に等しいと思います。まあ一種のお祭り騒ぎだったんでしょうね。
同アニメのエンディングの「EQUALロマンス」は、ご存知の方も多いでしょうが、CoCoの1stシングルのカバー。しかしこれが、テンションがめちゃくちゃ低い、聴き手を当惑させるような困ったシロモノ。カバーとしては明らかなミスチョイス・・・。多少なりともデジタルを意識したサウンドではあるが、もう一歩踏み込んで欲しかった。あまりにもショボ過ぎる。よって、CoCoの偉大さを再認識させられる、罪なカバーでもあったのです。


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