三浦半島西岸域を南下する時は追い風だった。ところが東京湾側に出て、それを北上すると言うことは、風が向かいになるとこと。東京湾は北風が湾口に向かって吹き抜ける。海面は三角波で白かった。
東京湾を横断する時、三浦半島側で目印になるのは久里浜の火力発電所の煙突だ。3本立っている。覚えておくといい。ナビゲーションの時助かる。
東京湾側は相模湾側より潮流が強い。パドリングを止めるとどんどん流される。潮流の経験や学習のために来ると面白いだろう。なんせ、走水というちょっと怖い地名が海辺にあるぐらいなのだから。
横須賀港沖で自衛艦とすれ違った。へさきに3-4人の安全航行のための監視員も立っていた。日本の海を守る若き隊員達だ。日夜、訓練に明け暮れているのだろう。ご苦労!
東京湾側のもう一つの特徴は、小さな浜が点在し、キャンプがしやすいことだ。これは新しい発見だった。三浦半島でキャンプするなら東京湾側だ。
住み慣れた場所でも意外にやってみないと見えないこと、知らないことが多いことに気が付いた。今回も発見の多いパドリングとなった。カヤックはいつも僕に新しい視点を提供してくれる。ありがたいものだ。

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