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2011.3.11、僕はあの日、逗子の海で津波を見てしまいました。15分間で潮位が3mぐらい変化しました。海辺で生活している僕にとって、衝撃的な光景。また、震災以後に起こったいろいろなことは、僕たちの生き方や考え方にも大きな影響を与えないはずがありません。
物の本質を見極める、現状を客観的に把握する。その上で未来を予測して、自分の展開や進む方向を決めて進んでいく。現状を把握したり、未来を見つめるとき、質の高い情報を出来るかぎり多く手に入れる。情報がこれだけあふれている世界で、実は、本当の正しい情報にアクセスできるかは、個々の能力にまかされていて、人によって差が出る。震災以降、個人個人がミニCIA化して、情報の取り方が上手くなったと思う。
我々は海から生まれた。そして海から恩恵を受けつつ生きてきた。今はレジャーの場として利用させてもらってる。でも、同時に怖い存在でもあり、畏敬の念を持ちつつ付き合っていくしかないと思う。
震災は辛く、大変な経験だったけど、同時に得る物も多かったと思う。その糧を生かしたり使いながら、前進していく。
普段から、情報を得られるための形、仕組みを回りに持って維持していくこと。この仕組み自体も定期的にメンテナンスして新陳代謝させておくこと。これらは未来を生きていくのに必要なことでしょう。
我々は未来を生きていく。そしていつか死を迎え朽ちる。その前に、子や孫へ何かを伝え、残していく。なるべく負の遺産や借金は残さぬよう。僕らも先祖から受け次いだ物を、なるべくマイナスにしないで後ろに置いていく。これは責任だなと思いつつ。
森
の中で用を足すのは、生まれもっての技術というより、努力して習得するテクニックと言える。 キャサリン・メイヤー

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