26日は、宇野小学校で、食のソムリエっ子講座の4回目がありました。
10時開始の20分くらい前にはかわいいお客さん達が現れ始めました。
受付をし、すんだ子どもから順に米をとぎに行きます。そちらにもすでにスタッフの栄養士さんが待ちかまえていて、指導する段取りになっているのです。
この日は、米とぎが終わった子どもは、部屋に戻って、大豆つかみゲーム。
箸を使って、30秒間に何個つまめるかを競うものです。これが箸がすべってなかなか難しい。
箸の種類によって滑りやすかったりするから、正しい箸の持ち方のつもりの筆者がやっても、なかなかでした。
それなのに、変な持ち方の子どもがすいすい大豆を運んでみせたりするから、これはこれでなかなか難しいものです。
栄養士さんの話によると、小学校に上がってから箸の持ち方を矯正しようとしてもかなり成功率が低いといいます。
つまり、入学前の食育の最も大切なポイントの一つは、箸の正しい持ち方を習得させることのようですね。
ついで、プログラムは江草さんのお話に入りました。
どうも慣れてきたせいか、子ども達のはしゃぎ方がだんだん激しくなってきています。おかげでなかなか前に進まず、時間が少しオーバーしてしまいました。
この日は炊いたご飯を使って、おむすびを作ることと、包丁を使ってキュウリを切ることがメインの課題になっていました。その時間が短くなってしまうのです。
スタッフが、隣にある学童保育が持っている大きな炊飯器で、子どもが持ってきたお米をまとめて炊きあげて、会場に運び込みます。それを4テーブルに分けて並べて、そこで子ども達がおむすびを作るわけです。
子どもたちが、素手で塩水を手につけてからご飯を乗せるのですが、炊きたてのご飯を頑張ってスタッフがさましたとはいえ、まだかなり熱いから、手が乾いてしまって、ご飯つぶがびっしりと手について、にっちもさっちもいかなくなる子どもも、何人かでました。
なんとか、かわいらしいおむすびが出来て、次はキュウリのカット。
今回、台所育児シリーズのまな板シートを子どもの食研究会で20枚購入したので、そのシートが初見参。包丁も、今回の講座の中では、初めて子どもが持って使います。
この写真は、一見、新聞紙の上で切っているように見えるけど、よくよく見てもらうと、薄い半透明のシートの上であることがわかります。目安の方眼とか、包丁の置き場所までプリントしてあり、これはこれで優れものなのです。
猫の手とか教えた上でのことであっても、そう上手にはできません。それでも、カット自体は何とかスムースにできていました。ただし、上から真下に力強く押し下げて切っている子がほとんどだったけど。
講師の江草さんによると、子どもがどれだけやれるか見てみるつもりだったということでしたが、思ったより上手ではあったけど、最初の教え方としては時間不足かもしれません。
ともあれ、何とか出来たので、それをいただき、次は果物。
この日は、手で皮をむける果物ということで、いちぢくが準備されていました。
子ども達は何とか皮を剥いてはいたが、中には絶対食べないといって、スタッフにいちぢくを押しつけてしまう子どももいました。
こうして、プログラムが終わり、いつものように復習のプリントをやり、それを採点してもらって終了です。
そのころには、部屋の外にお迎えのお母さんが何人も待っています。
子どもたちが帰ってから、スタッフは片付けをして、反省会。今回は講師以外に栄養士さん4名、それ以外のスタッフ3名と、それでもこの手の講座としてはずいぶん贅沢な陣容なのです。
次回は、一ヶ月後。またまた楽しみです。

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