「2018年藁をも掴む7 寺原隼人(35歳・ソフトバンク)投手」
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寺原 隼人(35歳・02年SB1位)投手 (日南学園出身)
2007年と11年度には、12勝をあげた実績のある投手。15年度にも、古巣ソフトバンクに戻って8勝をあげています。今年も1軍で
21試合に登板し、0勝0敗4H をあげ、防御率 2.39 と、けして内容が悪く解雇されたわけではないようです。
もう少し今年の成績を観てみると、26回1/3イニングで被安打は25本、被安打率は 95.1%(一軍ならば90%を切って欲しい)と、やや高いことがわかります。四死球は18個で、四死球率は 68.4% と、これも基準である投球回数の1/3以下の約倍数の数字。奪三振は、1イニングあたり0.76個 とやや高い程度。よくこの内容で、防御率 2.39 で収められたと逆に感心します。ちなみに15年度の8勝をあげた時などは、被安打率は 84.9%。 四死球率は、26.3% 。1イニングあたりの奪三振は0.69個 と、今年より低かったことがわかります。 しかし被安打率や、特に四死球率がかなり違っており、やはりそれなりに年相応には衰えているのではないのでしょうか。
この数字からみると、実力的には一軍半レベルなのかなといった気がします。一軍でもビハインドリリーフあたりならばまだ戦力になるかもしれませんが、現状の寺原に多くは望めないかもしれません。それでもリリーフ陣に厚みを持たせたい、そういった人材に欠けているといった球団が食指を伸ばすかもしれませんね。

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