「わすれなぐさ」のお話。  日記・お知らせ

今日は祝日らしく、長時間の練習おつかれさまでした!

よく日本語の歌を歌うときに「助詞を弱く」という話になりますね。
いつも自分が喋っている日本語のことを考えると当たり前なのですが、いざ歌うときになると忘れてしまいがちですね。
私はよく、日本語の歌を歌うときには、楽譜の中にひらがなで書かれた歌詞の下に、漢字をつけてみたりします。
そうすると歌っている最中にも、詩が日本語として立ち上がってきやすい気がするんですよね。
あと、ちょっとした言葉でも、アクセント辞典を引いて、日本語を読む際の発音記号を書いたりしています。
これは私なりのやり方ですけど、みなさんも、自分なりの工夫を見つけてみてはいかがでしょうか。


今日の練習で「わすれなぐさ」の詩の話になりましたね。

「わすれなぐさ」の名前の由来は、とある騎士が恋人のために、川辺の花を摘もうとして流れに飲まれ、恋人にその花を投げて「私を忘れないで」と言ったことからだそうです。
まさに、流れの岸のひともとは、ですね。彼女は生涯、その花を髪に飾っていたそうです。

「みそらのいろのみずあさぎ」の「あさぎ」は、この詩の場合は「浅葱」と書くのだろうという話にもなりましたね。新撰組の法被の色ですね。

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ちょっと大きい画像ですが、これがわすれなぐさ。いじましい花というかんじがします。

訳者の上田敏という人は、西欧の風物文化に憧れを持ち、たくさんの詩を訳した人です。

「 私の耳は貝の殻 海の響きをなつかしむ 」
           ・・・ジャン・コクトー『耳』

「 山のあなたの空遠く
 「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。
  噫(ああ)、われひとゝ尋(と)めゆきて、
  涙さしぐみ、かへりきぬ。
  山のあなたになほ遠く
 「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。 」
       ・・・カアル・ブッセ『山のあなた』

この二篇も有名ですから、ご存知の方も多いかな? 学校でも習いましたよね。
言葉は難しく感じますが、シンプルな原詩を、とても美しく叙情的に、繊細に訳してあると思います。

原詩の意味はもちろんですが、日本語部分を歌うときには、上田敏がこの詩に込めた心をよく考えながら歌ってみるとよいのではないでしょうか。

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