この地に降り立った命は遠く離れたあの海や
通り過ぎて行った母のぬくもりを与えてくれる
こうして線路の上に立ってると冬の吐息が
俺の体を運んでくれる その柔らかい顔の下に
明日へも導き連れて行く新しい力をかくして
その命は生きる毎日を支えこのやすらぎを運ぶ
飛び立っていった野心と帰って来た正直者
その全てが俺自身くつがえし始めた
今日と思い出の中を彷徨い
その小さな命を抱きながら話し掛ける人と聞き入る人
どちらでもない俺に空からの命は言葉なくして教え続けてる
得るものより失うものが多いとふさぎ込む時に
見つけたはずの道しるべをいつも心に思い出す
君が走ることをやめて靴も捨て去ろうと
歩き続ける事が君のすべての糸口さ
この地に降り立った命は遠く離れたあの海や
通り過ぎて行った母のぬくもりを与えてくれる

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