一昨日富世流小栗判官@国立劇場を通しで観てきました。みなみです。
私は能も好きですが、能を好きになったきっかけが歌舞伎です。
歌舞伎観てはまる→歌舞伎稽古したい→無理→なら古典芸能で何が稽古できますか→能
という流れでお能を稽古し始めているので、歌舞伎は言ってしまえばみなみの原点であるわけです。
で、昨日観てきたのは小栗判官。歌舞伎好きにはかなり定番の作品ですが、私は生で観るのは初めてでした。澤瀉屋の若手による舞台でしたが…
うん、いい意味でも悪い意味でもすごく若い舞台でした。若いって言っても座長は40くらいですが、まだまだ若手に入ります。若々しいけど、どうしても風格とかはまだ出ない感じ。でも、それぞれのレベルがものすごい上がっててびっくり!特に段治郎さんは驚くほど上手くなってました。人気と実力の割合がいい感じに取れてきている感じがします。
師匠の猿之助さんが倒れてからというもの、おもだかの若手さん達はそれぞれの方法でいろ〜んなアピールをしてます。春猿さんは「踊るさんま御殿」の常連だし、段治郎さんは玉三郎さんに気に入って頂けていいお役がつき…。そんな中、特別なアピール無しでも確実に本興行に出ているのは右近さん・笑三郎さん・猿弥さんの実力組みです。どんなにテレビ出てても、どんなにその人を出せばチケットが売れようとも…、歌舞伎座の本興行とかの公演で役もらうためには実力なのかなと思います。獅童さんとか歌舞伎座出ないしね。こういうところ、シビアで好きです。
興奮気味のため、本日一切能の話題が出せておりません。次回は観能記です♪お楽しみに


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